NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 2
- NetBackup のライセンスモデルと使用状況レポート
- 容量ライセンスの仕組み
- ライセンスレポートの作成と表示
- 容量ライセンスレポートの確認
- キャパシティライセンスレポート結果の調整
- 従来ライセンスレポートの確認
- NEVC ライセンスレポートの確認
- 追加構成
- 動的ホスト名および動的 IP アドレスについて
- UNIX クライアントでのビジー状態のファイルの処理について
- Shared Storage Option について
- NetBackup での Shared Storage Option の構成について
- SSO の概略レポートの表示
- vm.conf 構成ファイルについて
- 保留管理
- UNIX のメニューユーザーインターフェース
- 参照トピック
- ホスト名規則
- nbtar または tar32.exe を使用したバックアップイメージの読み込みについて
- バックアップ時間に影響する要素
- NetBackup 通知スクリプト
- メディアおよびデバイスの管理の推奨する使用方法
- TapeAlert について
- テープドライブのクリーニングについて
- NetBackup によるドライブの予約方法
- NetBackup によるメディアの選択方法
- UNIX でのテープ I/O コマンドについて
NetBackup for Hyper-V エージェント
仮想マシン (VM) の正確なライセンスは、Hyper-V ポリシーに特有です。この種類のライセンスでは、NetBackup によって保護されている FETB (Front-End Terabyte の略でフロントエンドテラバイトの意味) の合計数を収集します。データサイズの正確性を保証するため、次のルールが適用されます。
WMI (Windows Management Instrumentation) バックアップ方式を使用した Hyper-V バックアップの場合: チャージサイズは、構成されたディスクで使用されるサイズです。
VSS (ボリュームシャドウコピーサービス) バックアップ方式を使用した Hyper-V バックアップの場合: チャージサイズは、構成されたすべてのディスクの合計サイズです。
メモ:
このセクションは、NetBackup プライマリサーバー 8.3 以降と NetBackup クライアント 8.3 以降に適用されます。
Hyper-V 仮想マシン (VM) は、Hyper-V ポリシーによってバックアップされます (すべてのドライブ)。ゲスト内にインストールされている NetBackup クライアントは、ファイルシステム以外の作業負荷 (Standard/MS-Windows 以外のポリシー形式) を使用してバックアップされます。仮想マシン (VM) のバックアップについてのみ課金されます。
nbdeployutil レポートでは、エージェントバックアップの行は表示されません。仮想マシン (VM) の Hyper-V バックアップに対応する 1 行のみ表示されます。
Hyper-V は単一ファイルのリストアをサポートするため、ゲスト内のエージェントを使用したファイルシステムのバックアップは個別に課金されます。対応する行が nbdeployutil レポートに表示されます。nbdeployutil ユーティリティは仮想マシン (VM) の DNS 名を使用して、Hyper-V とエージェントのバックアップに対応するバックアップエントリを関連付けます。仮想マシン (VM) の DNS 名が Hyper-V バックアップの一部として記録されていない場合、この関連付けは機能しません。仮想マシン (VM) のバックアップには、すべてのドライブが含まれている必要があります。Hyper-V バックアップからドライブが除外されている場合、エージェントのバックアップは個別に課金されます。