Enterprise Vault™ Exchange Server アーカイブの設定

ボルトキャッシュヘッダーの同期

ヘッダーの同期は、必ずボルトキャッシュの同期内で実行されます。アイテムヘッダーには、仮想ボルトなどでアイテムを表すのに十分な情報が含まれています。 また、ヘッダーをアイテム全体の内容に関連付ける情報も含まれています。

オンラインアーカイブで変更が行われた場合、ボルトキャッシュの同期により Enterprise Vault サーバーからヘッダー情報のダウンロードが行われ、変更がボルトキャッシュに適用されます。

メールボックス内の一部の変更は、メールボックスアーカイブタスクを次に実行するまで、オンラインアーカイブに反映されません。たとえば、ユーザーがアーカイブ済みアイテムを移動した場合、またはメールボックスでフォルダを作成した場合に、メールボックスアーカイブタスクを実行する必要があります。

オンラインアーカイブを変更すると、ヘッダーの同期に加えて、内容のダウンロードもボルトキャッシュの同期に含めることが必要となる場合があります (アイテムが自動的にアーカイブされた場合など)。ただし、事前キャッシングが使われている場合、内容のダウンロードは不要なことがあります。

ボルトキャッシュを使う場合の事前キャッシングを参照してください。

仮想ボルト、したがってボルトキャッシュで変更が行われた場合、それらの変更はオンラインアーカイブと同期されます。

ヘッダーの同期では、オンラインアーカイブまたは仮想ボルトでフォルダ階層に行われた変更も同期されます。ユーザーはフォルダがメールボックスに存在すれば、仮想ボルトでフォルダの移動、削除、名前の変更を行うことができません。ユーザーは、メールボックス、Outlook または OWAでこれらのフォルダに対する処理を実行する必要があります。