Enterprise Vault™ Exchange Server アーカイブの設定

ボルトキャッシュを利用可能にした場合は、追加設定によって次のいずれかを選択できます。

• ローカルのボルトキャッシュをユーザー用に自動的に設定する方法。

• Outlook の［ボルトキャッシュを有効化］オプションを使って、ローカルのボルトキャッシュをいつ設定するかをユーザーが決定できるようにする方法。

［内容の扱い方］では、アーカイブ済みアイテムの内容のボルトキャッシュでのストレージの扱い方を指定します。オプションは次のとおりです:

• ［キャッシュにアイテムを格納しない］。アイテムのヘッダーはボルトキャッシュと同期されますが、アーカイブ済みアイテムの内容はボルトキャッシュに格納されません。

• ［すべてのアイテムを格納する］。アイテムのヘッダーはボルトキャッシュと同期され、アーカイブ済みアイテムの内容はボルトキャッシュに格納されます。

• ［ユーザーが開くアイテムのみを格納］。アイテムのヘッダーはボルトキャッシュと同期されますが、アーカイブされたアイテムの内容はボルトキャッシュに自動的には格納されません。このオプションでは、ユーザーが仮想ボルトで開く各アイテムの内容がボルトキャッシュに格納されます。

• ［ボルトキャッシュを同期］オプションで、ユーザーがボルトキャッシュを手動で更新できるかどうかを制御します。

  Outlook 2010 以降の場合:

  • その他の処理メニューの［ボルトキャッシュを同期］オプションを表示するには、［有効化］を選択します。

  • ［Enterprise Vault］タブのボルトキャッシュグループの［同期］ボタンを表示するには、［ツールバー上］を選択します。［ツールバー上］を選択すると、［ボルトキャッシュを同期］オプションはその他の処理メニューに表示されません。

• ［ボルトキャッシュのプロパティ］により、ユーザーが Outlook の［ボルトキャッシュのプロパティ］ダイアログボックスにアクセスできるかどうかを制御します。

  • ［ボルトキャッシュオプション］では、ユーザーはローカルのボルトキャッシュのサイズと Outlook が起動してからボルトキャッシュで同期する必要があるファイルを確認するまでの猶予期間を設定できます。［ボルトキャッシュのプロパティ］ダイアログボックスの［オプション］タブを表示するには、［有効化］を選択します。

  • ［ボルトキャッシュの詳細］を使って、ユーザーはボルトキャッシュに関する詳細情報を表示できます。［ボルトキャッシュのプロパティ］ダイアログボックスの［詳細］タブを表示するには、［有効化］を選択します。

• ［仮想ボルトを利用可能にする］。Outlook ユーザーが仮想ボルトを利用できるようにするには、［有効化］を選択します。