Enterprise Vault™ Exchange Server アーカイブの設定

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Product(s): Enterprise Vault (15.0)
  1. このマニュアルについて
    1.  
      このマニュアルについて
    2. Enterprise Vault についての詳細情報の入手方法
      1.  
        Enterprise Vault トレーニングモジュール
  2. Exchange Server フォームの配布
    1. Exchange Server アーカイブ設定時の Microsoft Exchange フォーム配布について
      1.  
        Exchange Server アーカイブ設定時の個人用フォームライブラリの使用
      2. Exchange Server アーカイブ設定時の組織フォームライブラリの使用について
        1.  
          Exchange Server アーカイブ設定時の組織フォームフォルダの作成
        2.  
          Exchange Server アーカイブ設定時の Microsoft Exchange フォームのインストール
        3.  
          Exchange Server アーカイブ設定時の配備方法を変更するためのデスクトップポリシーの更新
    2.  
      次に実行する処理
  3. メールボックスからのアーカイブの設定
    1. Enterprise Vault メールボックスアーカイブ設定前の注意事項
      1.  
        Exchange Server メールボックスアーカイブでのボルトストアグループ、ボルトストア、パーティションの使用
      2. Exchange Server のデータベース可用性グループの使用
        1.  
          Exchange Server メールボックスアーカイブでの Exchange メールボックスのアーカイブとデータベースのフェールオーバー
    2. Exchange Server メールボックスのアーカイブポリシーの定義
      1. Exchange Server アーカイブ設定時のメールボックスポリシー設定
        1.  
          [全般]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        2.  
          [アーカイブルール]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        3.  
          [アーカイブ処理]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        4.  
          [ショートカットの内容]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        5.  
          [メッセージクラス]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        6.  
          [ショートカットの削除]タブ(Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        7.  
          [インデックス]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        8.  
          [詳細]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
        9.  
          [対象]タブ (Exchange Server アーカイブのメールボックスポリシー設定)
    3. Exchange Server アーカイブのデスクトップポリシーの定義
      1. Exchange サーバーアーカイブのデスクトップポリシー設定
        1.  
          [全般]タブ(Exchange Server アーカイブデスクトップポリシー設定)
        2. [オプション]タブ(Exchange Server アーカイブデスクトップポリシー設定)
          1.  
            Exchange Server アーカイブのデスクトップポリシーの[オプション]タブでの[機能]の設定
          2.  
            Exchange Server アーカイブのデスクトップポリシー用[オプション]タブでの[Outlook の動作]の設定
        3.  
          [Web アプリケーション]タブ(Exchange Server アーカイブデスクトップポリシー設定)
        4.  
          [ボルトキャッシュ]タブ(Exchange Server アーカイブデスクトップポリシー設定)
        5. [ボルトキャッシュ]タブ(Exchange Server アーカイブデスクトップポリシー設定)
          1.  
            Exchange Server アーカイブのデスクトップポリシーの[詳細]タブでの、Exchange フォームを配備するデフォルトの方法の変更
        6.  
          [対象]タブ (Exchange Server アーカイブのデスクトップポリシー設定)
    4. Exchange Server アーカイブ対象の追加
      1.  
        アーカイブ用の Exchange Server ドメインの追加
      2.  
        アーカイブ用の Exchange Server の追加
      3. Exchange Server アーカイブのプロビジョニンググループの追加
        1.  
          Exchange Server アーカイブのプロビジョニンググループの順序
    5.  
      Exchange サーバーをアーカイブするための Exchange プロビジョニングタスクの追加
    6.  
      Exchange メールボックスのアーカイブタスクの追加
    7.  
      Enterprise Vault サイトのデフォルト設定のレビュー
    8. Exchange Server アーカイブでのカスタマイズされたショートカットの使用
      1.  
        Exchange Server アーカイブでのカスタマイズされたショートカットの ShortcutText.txt のレイアウト
    9. Exchange Server アーカイブの自動メッセージの編集について
      1.  
        Exchange Server アーカイブの Welcome メッセージの編集
      2.  
        Exchange Server アーカイブの、アーカイブの使用限度メッセージの編集
    10.  
      Exchange Server アーカイブ設定時のタスク制御サービスとアーカイブタスクの起動
    11. メールボックスの Exchange Server アーカイブの有効化
      1.  
        Exchange Server アーカイブの共有アーカイブの作成
    12.  
      Exchange Server アーカイブサーバーへの Outlook アドインのインストール
    13.  
      PSTDisableGrow の上書き
    14.  
      Exchange Server メールボックスアーカイブのユーザーの作業
  4. ユーザーのデスクトップの設定
    1.  
      Exchange Server アーカイブのユーザーのデスクトップの設定について
    2. Exchange Server アーカイブの Enterprise Vault Outlook アドイン
      1. Exchange Server アーカイブの Windows デスクトップサーチプラグインの有効化
        1.  
          Exchange Server アーカイブの Windows デスクトップサーチプラグインのコマンドラインからの有効化
      2.  
        Exchange Server アーカイブの Active Directory への Outlook アドインの公開
      3. Outlook アドインの手動インストールの設定
        1.  
          Outlook アドインの手動アップグレードまたはアンインストールの FilesInUse ダイアログボックスの管理
    3. Exchange Server アーカイブを使う Mac OS X 用 Enterprise Vault クライアント
      1.  
        Mac OS X 用 Enterprise Vault クライアントの Kerberos 認証の設定
    4.  
      Exchange Server アーカイブ使用時の Outlook のフォームの同期
    5. Exchange Server アーカイブのユーザー側の準備
      1.  
        Exchange Server アーカイブの Windows Search の設定
    6.  
      次に実行する処理
  5. ボルトキャッシュと仮想ボルトの設定
    1.  
      ボルトキャッシュと仮想ボルトについて
    2.  
      ボルトキャッシュの内容の扱い方
    3. ボルトキャッシュの同期
      1. ボルトキャッシュのヘッダーの同期と内容のダウンロード
        1.  
          ボルトキャッシュヘッダーの同期
        2.  
          ボルトキャッシュの内容のダウンロード
      2.  
        ボルトキャッシュと仮想ボルトの状態
      3.  
        ボルトキャッシュの初期同期
      4.  
        ボルトキャッシュによる内容のダウンロードの同時要求の制御
      5.  
        ボルトキャッシュを使う場合の Enterprise Vault サーバーのキャッシュの場所
      6.  
        仮想ボルトを使用する場合の保持カテゴリの変更
    4.  
      ボルトキャッシュを使う場合の事前キャッシング
    5.  
      ボルトキャッシュウィザード
    6.  
      ボルトキャッシュと仮想ボルトの設定
    7. ボルトキャッシュの詳細設定
      1.  
        ダウンロードするアイテムの経過日数の限度 (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      2.  
        ダウンロードしたアイテムの経過日数の限度をロック (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      3.  
        手動アーカイブの挿入 (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      4.  
        オフラインストアが必要 (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      5.  
        一時停止間隔 (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      6.  
        アイテムごとのスリープ (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      7.  
        事前アーカイブ (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      8.  
        ルートフォルダ (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      9.  
        ルートフォルダの検索パス (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      10.  
        セットアップウィザードを表示 (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      11.  
        同期するアーカイブの種類 (Exchange のボルトキャッシュの設定)
      12.  
        WDS 検索の自動有効化 (Exchange のボルトキャッシュの設定)
    8. 仮想ボルトの詳細設定
      1.  
        1 回の同期におけるアーカイブ要求の最大数(Exchange 仮想ボルト設定)
      2.  
        アイテムをアーカイブする最大試行回数 (Exchange の仮想ボルトの設定)
      3.  
        1 回の同期でアーカイブされるデータの最大量(Exchange 仮想ボルト設定)
      4.  
        1 回の同期における削除要求の最大数 (Exchange の仮想ボルトの設定)
      5.  
        アーカイブするアイテムの最大サイズ(Exchange 仮想ボルト設定)
      6.  
        1 回の同期におけるアイテム更新の最大数 (Exchange の仮想ボルトの設定)
      7.  
        内容がない場合の操作の最大合計サイズ (Exchange の仮想ボルトの設定)
      8.  
        アーカイブするアイテムの最大合計サイズ(Exchange 仮想ボルト設定)
      9.  
        閲覧ウィンドウに内容を表示 (Exchange 仮想ボルトの設定)
      10.  
        同期をトリガするアイテムの数のしきい値(Exchange 仮想ボルトの設定)
      11.  
        同期をトリガするアイテムの合計サイズのしきい値(Exchange 仮想ボルトの設定)
      12.  
        ユーザーがアイテムをアーカイブ可能(Exchange 仮想ボルトの設定)
      13.  
        ユーザーが別のストアにアイテムをコピー可能 (Exchange の仮想ボルトの設定)
      14.  
        ユーザーがアーカイブ内のアイテムをコピー可能(Exchange 仮想ボルトの設定)
      15.  
        ユーザーがアイテムを削除 (復元不可) 可能 (Exchange の仮想ボルトの設定)
      16.  
        ユーザーがアイテムを再編成可能 (Exchange 仮想ボルト設定)
  6. パブリックフォルダのアーカイブ設定
    1.  
      パブリックフォルダのアーカイブについて
    2.  
      パブリックフォルダからアーカイブを設定する場合のボルトストアとパーティションに関する注意事項
    3.  
      パブリックフォルダアーカイブの作成
    4.  
      パブリックフォルダタスクの追加
    5. パブリックフォルダポリシー設定について
      1. Exchange パブリックフォルダポリシー設定
        1.  
          [全般]タブ(Exchange パブリックフォルダポリシー設定)
        2.  
          [アーカイブルール]タブ (Exchange パブリックフォルダポリシーの設定)
        3.  
          [アーカイブ処理]タブ (Exchange パブリックフォルダポリシーの設定)
        4.  
          [ショートカット]タブ (Exchange パブリックフォルダポリシーの設定)
        5.  
          [メッセージクラス]タブ (Exchange パブリックフォルダポリシーの設定)
        6.  
          [詳細]タブ (Exchange パブリックフォルダポリシーの設定)
        7.  
          [対象]タブ (Exchange パブリックフォルダポリシーの設定)
        8.  
          [ショートカットの削除]タブ(Exchange パブリックフォルダポリシー設定)
    6. パブリックフォルダのアーカイブ対象の追加
      1.  
        パブリックフォルダのアーカイブ対象を追加する手動 (標準) の方法
      2.  
        自動でパブリックフォルダのアーカイブ対象を追加する方法
    7.  
      パブリックフォルダへのアーカイブ設定の適用
    8.  
      パブリックフォルダタスクのスケジュール設定
    9.  
      アーカイブ対象パブリックフォルダの削除に関する注意事項
  7. ジャーナルメッセージのアーカイブの設定
    1.  
      ジャーナルメッセージのアーカイブ設定の準備
    2.  
      ジャーナルメッセージをアーカイブする場合のボルトストアグループ、ボルトストア、パーティション
    3.  
      ジャーナルアーカイブの作成
    4.  
      ジャーナルアーカイブへの権限の追加
    5.  
      Exchange ジャーナルタスクの追加
    6.  
      ジャーナルポリシー設定のレビュー
    7.  
      Exchange Server ジャーナルメールボックスのアーカイブ対象としての追加
    8.  
      ジャーナルタスクの起動
    9.  
      ジャーナルメッセージのアーカイブ設定後の処理
  8. エンベロープジャーナリング
    1.  
      Enterprise Vault と Exchange Server のジャーナルレポートについて
  9. Exchange Server 2013 以降用の Enterprise Vault Office Mail App の設定
    1.  
      Microsoft Office メールアプリケーションについて
    2. Enterprise Vault について Office Mail App
      1.  
        Enterprise Vault Office Mail App の機能
    3.  
      Enterprise Vault Office Mail App のポリシー設定とオプション
    4.  
      Enterprise Vault Office Mail App の使用に必要な HTTPS の初期設定
    5. Enterprise Vault Office Mail App の配備
      1.  
        Office Mail App 向けの PowerShell cmdlet について
      2.  
        New-App cmdlet を使用した Office Mail App の配備について
      3.  
        Enterprise Vault Office Mail App 用の New-App コマンドパラメータについて
      4.  
        個々のユーザーへの Enterprise Vault Office Mail App の配備
      5.  
        複数ユーザーへの Enterprise Vault Office Mail App の配備
      6.  
        個々のユーザーに配備した後の Enterprise Vault Office Mail App について
      7.  
        組織内への Enterprise Vault Office Mail App の配備
      8.  
        組織に配備した後の Enterprise Vault Office Mail App について
      9.  
        Office Mail App の使用を有効にするためにアップグレードした後のメールボックスの同期
    6.  
      Enterprise Vault Office Mail App のユーザーのコンピュータに関する追加の必要条件
    7.  
      特定のデバイスタイプに対する Enterprise Vault Office Mail App の無効化と再有効化
    8.  
      ユーザーまたは組織のための Enterprise Vault Office Mail App の削除、無効化、再有効化
    9. Enterprise Vault Office Mail App のトラブルシューティング
      1.  
        Enterprise Vault Office Mail App: クライアントのトレース
      2.  
        Enterprise Vault Office Mail App: サーバーのトレース
      3.  
        Enterprise Vault Office Mail App の配備の確認
      4.  
        Enterprise Vault Office Mail App マニフェストファイルが作成されない
      5.  
        Enterprise Vault Office Mail App を組織レベルで配備できない
      6.  
        Enterprise Vault Office Mail App のウィンドウは空白またはエラーメッセージを含んでいます
      7.  
        Enterprise Vault Office Mail App の処理が失敗し、エラーメッセージが表示されます
  10. Outlook RPC over HTTP クライアントから Enterprise Vault へのアクセスの設定
    1. Outlook RPC over HTTP と Outlook Anywhere の設定について
      1.  
        Exchange Server Outlook Anywhere の設定について
      2.  
        Outlook RPC over HTTP クライアントにアクセスするための Enterprise Vault プロキシサーバーの設定について
    2. Enterprise Vault への Outlook Anywhere クライアントアクセスの設定
      1.  
        Enterprise Vault への Outlook Anywhere アクセスを設定するための必須作業
    3. Outlook Anywhere クライアントからの接続を管理するための Enterprise Vault プロキシサーバーの設定
      1.  
        Outlook Anywhere クライアントからの接続を管理するための Enterprise Vault プロキシサーバーの設定
      2.  
        Enterprise Vault プロキシサーバーからの匿名接続用の Enterprise Vault サーバーの設定
    4.  
      Enterprise Vault Exchange デスクトップポリシーでの RPC over HTTP の設定
  11. OWA および Outlook への外部アクセスのためのファイアウォールソフトウェアの使用
    1.  
      Outlook 2013 および OWA 2013 向けの Threat Management Gateway 2010 について
  12. フィルタ処理の設定
    1. フィルタについて
      1.  
        エンベロープジャーナルによるジャーナルフィルタについて
    2. ジャーナルの選択の設定
      1.  
        ジャーナルの選択ルールファイルの作成
      2.  
        ジャーナルの選択フィルタルール
      3.  
        ジャーナルの選択のレジストリ設定の追加
      4.  
        ジャーナルの選択を使った無効な配布リストの管理
    3. ジャーナルのグループ化の設定
      1.  
        ジャーナルのグループ化ルールファイルの作成
      2.  
        ジャーナルのグループ化フィルタルール
      3.  
        ジャーナルのグループ化のレジストリ設定の追加
      4.  
        ジャーナルのグループ化設定のテスト
    4. カスタムフィルタの設定
      1.  
        分散 Enterprise Vault 環境でのカスタムフィルタについて
      2.  
        Exchange Server ジャーナルカスタムフィルタのレジストリ設定
      3.  
        Exchange Server メールボックスカスタムフィルタのレジストリ設定
      4.  
        Exchange Server パブリックフォルダカスタムフィルタのレジストリ設定
      5. カスタムフィルタルールセットの概要
        1.  
          カスタムフィルタのデフォルトのフィルタルールファイルについて
        2.  
          個々の Exchange Server メールボックスの名前付きのルールセットファイルについて
        3.  
          パブリックフォルダの名前付きルールセットファイルについて
      6. デフォルトのカスタムフィルタの動作の制御について
        1.  
          カスタムフィルタの IGNORENODEFAULT レジストリエントリの設定
        2.  
          カスタムフィルタのデフォルト動作の概略
      7. カスタムフィルタのルールセットファイルの一般的な形式について
        1.  
          カスタムフィルタの XML ルールセットファイルの妥当性の検証について
      8. カスタムフィルタのルール処理について
        1.  
          カスタムフィルタの保持カテゴリの割り当て
        2.  
          カスタムフィルタのアーカイブの指定
        3.  
          カスタムフィルタの Deleted Attachments.txt ファイルについて
      9. カスタムフィルタのメッセージ属性フィルタについて
        1.  
          カスタムフィルタのメッセージの作成者と受信者のフィルタ
        2.  
          カスタムフィルタを使った属性値での配布リストについて
        3.  
          INCLUDES と ALLOWOTHERS 演算子を使った複雑なフィルタの作成について
        4.  
          カスタムフィルタのメッセージ方向でのフィルタ
        5.  
          カスタムフィルタを使った内部のアドレスの定義について
        6.  
          カスタムフィルタのメッセージの件名でのフィルタ
        7.  
          カスタムフィルタの MAPI 名前付きプロパティフィルタについて
      10.  
        カスタムフィルタの添付ファイル属性フィルタ
      11.  
        カスタムフィルタへのメッセージフィルタと添付ファイルフィルタの適用方法
      12.  
        カスタムフィルタのルールセットファイルの例
      13.  
        カスタムプロパティと内容カテゴリの設定
      14. Custom Properties.xml の一般的な形式について
        1.  
          Custom Properties.xml の妥当性の検証について
      15.  
        カスタムプロパティでの追加 MAPI プロパティの定義
      16. 内容のカテゴリについて
        1.  
          カスタムプロパティを設定する場合のルールでの内容のカテゴリの割り当てについて
        2.  
          デフォルトの内容のカテゴリ設定の上書き
      17. サードパーティのアプリケーションでのカスタムプロパティの表示方法の定義
        1.  
          サンプル検索アプリケーションでのカスタムプロパティの表示
      18.  
        カスタムプロパティの要素と属性の概略
      19. カスタムプロパティの例
        1.  
          カスタムプロパティを設定するためのルールセットファイルの例
        2.  
          カスタムプロパティファイルの例
        3.  
          カスタムプロパティを設定するためのカスタムフィルタの例のテスト
        4.  
          カスタムプロパティ設定時のカスタムフィルタの例の DTrace ログエントリ

ボルトキャッシュの同期

ボルトキャッシュの同期では、オンラインアーカイブに行われた変更でボルトキャッシュが更新され、ボルトキャッシュに行われた変更でオンラインアーカイブが更新されます。ボルトキャッシュとオンラインアーカイブとの間で同期される変更には、アイテムとフォルダの作成、更新、削除の処理があります。

ボルトキャッシュでオンラインアーカイブが完全に最新な状態に維持されているかどうかは、ボルトキャッシュの同期と Exchange メールボックスアーカイブタスクが最後に実行されたタイミングに依存します。

ボルトキャッシュが初めて有効にされる初期同期の後、同期は次のようにして開始できます。

  • Enterprise Vault Outlook アドインは、ボルトキャッシュの同期を 1 日 1 回自動的に実行します。Outlook アドインが Enterprise Vault に接続できない場合、5 分以上待機してから、サーバーにもう一度接続します。

    スケジュール設定同期時刻に合わなかった場合、Outlook アドインはユーザーが次回 Outlook を開いたときに同期を試行します。最初の試行は、Exchange デスクトップポリシーのボルトキャッシュの詳細設定[一時停止間隔]で指定された期間の経過後に行われます。

    たとえば、週末に Outlook を使わない場合、ボルトキャッシュのスケジュール設定同期時刻に合わないことがあります。この場合、ヘッダーの同期要求が月曜日の同じ時刻に多数発生する可能性があります。Enterprise Vault サーバーへの過剰な負荷を回避するために、Enterprise Vault の機構では受け入れるヘッダー同期要求の数が制限されます。この機構が動作すると、一部のユーザーではスケジュール設定同期が正常に行われます。他のユーザーは、ヘッダー同期要求が処理されるまで待機する必要があります。この機構はユーザーには見えないため、エラーメッセージは表示されません。ヘッダー同期要求は、成功するまで通常どおり 5 分以上の間隔で繰り返されます。同期に成功すると、スケジュール設定済みの日次同期時刻は成功した同期の時刻にリセットされます。

    または、レジストリ設定の OVAllowMissedMDCSyncOnStartup を使って、ユーザーが Outlook を開いたときに実行されなかったスケジュール設定済みボルトキャッシュ同期を無視するように設定できます。この設定を有効にすると、ボルトキャッシュの同期はスケジュール設定された次回の同期時間に実行されます。

  • 他の時間にボルトキャッシュの同期が必要な場合、ユーザーが Outlook を使って同期を開始できます。手動による同期を実行しても、自動同期の次回のスケジュール設定時刻には影響がありません。

    スケジュール設定同期とは違って、失敗した手動同期は再試行されません。

  • 自動ボルトキャッシュの同期をトリガするために、仮想ボルトの詳細設定の[同期をトリガするアイテムの数のしきい値]と[同期をトリガするアイテムの合計サイズのしきい値]を使うことができます。設定は仮想ボルトで保留中のアーカイブのアイテムの数と合計サイズのしきい値を指定します。

    これらのしきい値の設定は、アイテムをアーカイブするためにユーザーが仮想ボルトにメールボックスからアイテムを移動またはコピーする場合に重要です。スケジュール設定同期と手動同期のみが使用中のとき、アイテムは予定時刻までおそらくアーカイブされません。その時まで、移動されたアイテムとコピーされたアイテムはユーザーのコンピュータにのみ存在します。しきい値の設定により、同期が行われるタイミングを制御できます。そのため、データ損失のリスクを最小化できます。

    デフォルトでは、しきい値の設定はアクティブではありません。必要に応じて、1 つまたは両方を設定できます。両方を設定した場合、到達または超過した最初のしきい値が同期をトリガします。

    ユーザーがボルトキャッシュの同期を中断し、これらのしきい値の設定のいずれかがアクティブな場合、ユーザーは仮想ボルトにアイテムを移動またはコピーできません。

    スケジュール設定同期とは違って、自動的にトリガされる同期が失敗した場合は、再試行されません。

    同期をトリガするアイテムの数のしきい値(Exchange 仮想ボルトの設定)を参照してください。

    同期をトリガするアイテムの合計サイズのしきい値(Exchange 仮想ボルトの設定)を参照してください。

Enterprise Vault サーバーから Outlook クライアントへの内容のダウンロードでは、Microsoft Background Intelligent Transfer Service (BITS) テクノロジが使用されます。

ボルトキャッシュの同期の問題のトラブルシューティングについて詳しくは、『管理者ガイド』の付録「トラブルシューティング」を参照してください。ボルトキャッシュの同期の問題のセクションには、ボルトキャッシュ診断 Web ページを使う詳細な方法が説明されています。この Web ページは各ユーザーから、同期する各アーカイブに対して行われるの最後のボルトキャッシュ同期の試行が表示されます。ページに表示されたレポート情報は、同期を試みた直後にその結果に関係なく、クライアントコンピュータによって投稿されます。