NetBackup™ 重複排除ガイド

失敗した移行の後の Cloud Catalyst への復帰

1. 新しい MSDP クラウド階層サーバーで NetBackup サービスを停止します。
2. Cloud Catalyst サーバーの esfs.json ファイルので、ReadOnly が 0 に設定されていることを確認します。

   リストアのみを実行する必要があり、Cloud Catalyst に対して新しいバックアップジョブまたは複製ジョブを実行しない場合は、ReadOnly を 1 に設定します。

3. Cloud Catalyst サーバーで NetBackup サービスを開始します。
4. Cloud Catalyst ストレージサーバーがオンラインになったら、リストアジョブ、バックアップジョブ、最適化複製ジョブを続行できます。

   バックアップジョブまたは最適化複製ジョブは、esfs.json ファイルで ReadOnly を 0 に設定する必要があります。

5. 8.2 以前のバージョンの Cloud Catalyst を実行している場合は、メディアサーバーに新しいホスト名ベースの証明書の配備が必要な場合があります。マスターサーバーで次のコマンドを実行して、証明書を配備できます。

   /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bpnbaz  - ProvisionCert 
   <CloudCatalyst host-name>

   Cloud Catalyst サーバーで NetBackup サービスを再起動する必要があります。

6. Cloud Catalyst でクラウドストレージのバケットからの読み取りを許可するには、次のコマンドの実行が必要な場合があります。

   /usr/openv/esfs/bin/setlsu_ioctl 
   <cachedir>/storage/proc/cloud.lsu <bucketname>

   このコマンドが不要な場合に実行しても、問題はありません。このコマンドを実行すると、次の出力が表示されます。

   return code: -1
   
   File exists.

7. (オプション) 無駄な領域を防ぎ、今後 MSDP クラウド階層サーバーに移行する際に問題が発生しないようにするため、クラウドストレージで MSDP クラウドのサブバケットフォルダ全体を削除します。

Cloud Catalyst サーバーが再利用された場合の失敗した移行の後の Cloud Catalyst への復帰

1. 新しい MSDP クラウド階層サーバーで NetBackup サービスを停止します。
2. 移行時に有効だった NetBackup バージョンと EEB バンドルを使用して、Cloud Catalyst サーバーを再インストールします。
3. その後、Veritas テクニカルサポートに問い合わせて、rebuild_esfs プロセスを使用してクラウドストレージ内のデータからその Cloud Catalyst サーバーをリカバリします。(rebuild_esfs プロセスは Cloud Catalyst サーバーをリカバリするための方法で、古い drcontrol メソッドよりも優先されます。drcontrol メソッドは非推奨です。)
4. (オプション) 無駄な領域を防ぎ、今後 MSDP クラウド階層サーバーに移行する際に問題が発生しないようにするため、クラウドストレージで MSDP クラウドのサブバケットフォルダ全体を削除します。