Enterprise Vault™ Discovery Accelerator 管理者ガイド
- Discovery Accelerator の概要
- ロールの設定と割り当て
- ケースを使った操作
- レビューマークとタグの設定
- アイテムに自動的にマーク付けまたはタグ付けするルールの使用
- カストディアンマネージャの使用
- アイテムの検索
- Discovery Accelerator を使った検索について
- アドレスマネージャを使った対象電子メールの定義
- Discovery Accelerator 検索スケジュールの作成
- 手動によるアイテムのレビュー
- リサーチフォルダを使った作業
- アイテムのエクスポートと提出物生成
- レポートの作成と表示
- 拡張レポート
- 利用可能な Discovery Accelerator のレポート
- OData Web サービスを介したレポートへのアクセス
- 付録 A. Discovery Accelerator 検索で使う Enterprise Vault のプロパティ
- 付録 B. トラブルシューティング
- カストディアンマネージャに関する問題
カストディアンを同期するユーザーアカウントの指定
デフォルトでは、カストディアンマネージャは、カストディアンとカストディアングループを、対応する Active Directory アカウントと同期させているときに Accelerator マネージャサービスが実行しているアカウントを使います。好みに応じて、ドメインごとに別のアカウントを指定できます。
カストディアンを同期するユーザーアカウントを指定する方法
- [カストディアンマネージャ]のホームページで[同期アカウント]をクリックします。
- [同期アカウント]ページで[新規アカウント]をクリックします。
- [同期アカウント]ページで、同期する Active Directory ドメインの NetBIOS 名を入力します。
- ドメインに対する Active Directory アクセスを実行するユーザーアカウントを指定します。指定するアカウントには、Active Directory ドメインへのクエリー権限が必要です。
指定したユーザーアカウントに必要な権限があることを検証するには[アカウントの確認]をクリックします。
- 環境に複数のドメインコントローラがあり、カストディアンマネージャが接続する優先コントローラを指定する場合は、[優先ドメインコントローラ]フィールドに完全修飾ドメイン名を入力してください。
優先ドメインコントローラを指定した場合は、次のことが発生します。
カストディアンマネージャによって、優先ドメインコントローラへの接続と、Active Directory ドメインとの最初の完全同期が実行されます。以降の差分同期はこのドメインコントローラに対して実行されます。
優先ドメインコントローラを利用できない場合、カストディアンマネージャは指定期間を待機してから、同じドメインコントローラの完全同期をもう一度試行します。遅延期間は[プロファイルの同期]のオプション[完全同期前の待機時間 (時間)]によって設定されます。このオプションは、[カストディアンマネージャ]のホームページで[設定値]をクリックすることによってアクセスできます。 デフォルトは 36 時間です。
指定時間を過ぎても優先ドメインコントローラに接続できない場合、カストディアンマネージャは次の利用可能なコントローラに接続して完全同期を実行します。
以降の同期では、カストディアンマネージャは最初に優先コントローラとの完全同期を試行します。ただし、このサーバーを利用できない場合、カストディアンマネージャは最後に使用したコントローラに対して差分同期を実行します。
優先ドメインコントローラを指定しない場合は、次のことが発生します。
カストディアンマネージャによって、最初に利用可能なドメインコントローラへの接続と、Active Directory ドメインとの最初の完全同期が実行されます。
以降の差分同期では、カストディアンマネージャは、最初の完全同期で使用したドメインコントローラに対して接続を実行します。ただし、このドメインコントローラを利用できない場合、カストディアンマネージャは次に利用可能なドメインコントローラに接続して、完全同期を実行します。以降の差分同期では、利用できるかぎりはこの新しいドメインコントローラが使用されます。利用できない場合、処理は開始時に戻ります。つまり、カストディアンマネージャは、次に利用可能なドメインコントローラに接続して、完全同期を実行します。
- NetBIOS 名にマップする DNS 完全修飾ドメイン名を入力します。
- [OK]をクリックします。