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Veritas InfoScale™ 7.4 トラブルシューティングガイド - Solaris
Last Published:
2018-07-05
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.4)
Platform: Solaris
- 概要
- 第 I 部 Veritas File System のトラブルシューティング
- 第 II 部 Veritas Volume Manager のトラブルシューティング
- ハードウェア障害からのリカバリ
- RAID 5 ボリュームの障害
- DCO ボリュームの障害からのリカバリ
- インスタントスナップショット障害からのリカバリ
- 失敗した vxresize 操作のリカバリ
- ブートディスク障害からのリカバリ
- コマンド、タスク、トランザクションの管理
- ディスクグループ設定のバックアップと復元
- ディスクグループのインポートを使った問題のトラブルシューティング
- CDS エラーからの回復
- ログおよびエラーメッセージ
- Veritas Volume Replicator のトラブルシューティング
- 設定エラーのリカバリ
- プライマリまたはセカンダリでのリカバリ
- クラウド配備の問題のトラブルシューティング
- ハードウェア障害からのリカバリ
- 第 III 部 Dynamic Multi-Pathing のトラブルシューティング
- 第 IV 部 Storage Foundation Cluster File System High Availability のトラブルシューティング
- 第 V 部 Cluster Server のトラブルシューティング
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- VCS メッセージログ
- VCS エンジンのトラブルシューティング
- LLT(Low Latency Transport)のトラブルシューティング
- GAB(Group Membership Services/Atomic Broadcast)のトラブルシューティング
- VCS の起動に関するトラブルシューティング
- サービスグループに関するトラブルシューティング
- リソースに関するトラブルシューティング
- I/O フェンシングのトラブルシューティング
- システムパニックによって潜在的なデータ破損が防止される
- フェンシングの起動時にすでに発生しているスプリットブレイン状態が報告される
- CP サーバーのトラブルシューティング
- Veritas InfoScale products クラスタノードでのサーバーベースのフェンシングのトラブルシューティング
- コーディネーションポイントのオンライン移行中の問題
- 通知に関するトラブルシューティング
- グローバルクラスタのトラブルシューティングとリカバリ
- ライセンスに関するトラブルシューティング
- ライセンスのエラーメッセージ
- VCS のトラブルシューティングおよびリカバリ
- 第 VI 部 SFDB のトラブルシューティング
ディスクでの failing フラグのクリア
永続的ではなく断続的な I/O エラーが発生した場合、Veritas Volume Manager はそのディスクを切断するのではなく、ディスク上に failing フラグを設定します。ケーブルの一時的な取り外し、コントローラの障害、ディスクアレイ内の部分的に障害がある LUN、不良セクタまたはトラックが含まれているディスクなどが原因で、このようなエラーが発生する可能性があります。
ディスク以外のハードウェア障害が発生した場合(コントローラまたはそのディスクへのケーブルパスの問題など)は、I/O エラーの原因を修正してから、vxedit コマンドを使って failing フラグを設定解除できます。
警告:
I/O エラーの原因が不明な場合は、failing フラグを設定解除しないでください。ディスクハードウェア自体に障害が発生している場合にこのフラグをクリアすると、データが失われるリスクがあります。
ディスクの failing フラグをクリアするには、次の手順を実行します。
- vxdisk list コマンドを使って、障害が発生したディスクを確認します。
# vxdisk list
DEVICE TYPE DISK GROUP STATUS c1t1d0s2 auto:sliced mydg01 mydg online c1t2d0s2 auto:sliced mydg02 mydg online failing c1t3d0s2 auto:sliced mydg03 mydg online . . .
- vxedit set コマンドを使って、failing のマークが付いた各ディスク(この例では、mydg02)のフラグをクリアします。
# vxedit -g mydg set failing=off mydg02
- vxdisk list コマンドを使って、failing フラグがクリアされたことを確認します。
# vxdisk list
DEVICE TYPE DISK GROUP STATUS c1t1d0s2 auto:sliced mydg01 mydg online c1t2d0s2 auto:sliced mydg02 mydg online c1t3d0s2 auto:sliced mydg03 mydg online . . .