Veritas NetBackup™ Appliance 容量計画とパフォーマンスチューニングガイド
- このマニュアルについて
- 第 I 部 容量計画
- 第 II 部 ベストプラクティス
- 第 III 部 パフォーマンスチューニング
- 第 IV 部 容量計画とパフォーマンスチューニングのクイックリファレンス
どれだけの量のデータをバックアップしますか。
バックアップを作成するデータの合計量を計算するときは、現在の必要条件と今後見込まれるデータの増加を考慮します。 表: バックアップを作成するデータ量の計算 に、バックアップを作成するデータの量を計算するときの考慮事項を示します。
表: バックアップを作成するデータ量の計算
バックアップを作成するデータの量を計算するときの確認事項 | 追加コメント |
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個々のシステムの合計ディスク容量を計算しましたか。 |
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バックアップに含まれるすべてのデータタイプを特定および追加しましたか。 | バックアップに含まれるすべてのデータの種類を識別してリストしていることを確認します。 たとえば、テキスト、グラフィック、データベースなどがデータに含まれています。 データの各種類は、全体のバックアップ必要条件における特定のデータ量に影響します。 バックアップを作成するデータの種類を識別する利点の一部を次に示します。
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データの圧縮性はどの程度か。 | 全容量のうちどれくらいの量のデータを圧縮できるのか、または圧縮はできないのか この情報に基づいて、圧縮可能なバックアップデータと圧縮できないデータに割り当てる領域の容量を確定できます。 |
データは暗号化されますか。 | バックアップ時にデータを暗号化する場合には確認します。 バックアップ中のデータに適用できるセキュリティレベルに基づいて、この決定を行うことができます。 メモ: 暗号化されたバックアップにかかる追加の時間を考慮する必要もあります。 バックアップのスケジュールに影響する要素に基づきます。 |
ミラー化されたディスクの領域を 1 回のみ追加しましたか。 | ストレージ複製またはディスクのミラー化技術を使う場合、これらのリポジトリに格納されているデータの量を 1 度だけ考慮するようにします。 |
最終的な計算にデータベースのバックアップのサイズを追加しましたか。 | 組織で保守しているすべてのデータベース管理システムに格納されているデータの量を追加するようにします。 |
データ保護の必要条件は何か。 | SLA、ディザスタリカバリ、バックアップ保持など、バックアップを作成するデータのデータ保護必要条件を把握しておきます。 |
テストバックアップ環境の要件を追加しましたか。 | 独立したテストバックアップ環境を作成し、変更されたバックアップソリューションで本番環境が機能することを確認します。 テストバックアップ環境は、新しいバックアップソリューションの影響と、長期間にわたって行われてきたハードウェアとソフトウェアインフラへの変更の影響を調査するのに役立ちます。 |
合計バックアップソリューションに結果の成長要因を追加しましたか。 | 毎年のデータ増加要因を特定して数年にわたる容量の増加を計算します。 |
今から 6 カ月から数年後にバックアップする必要のあるデータの量を計算しましたか。 | 今後 6 カ月から数年先までのデータ量の増加を計算したこと確認します。 予期される増加に基づいて、必要に応じて既存のストレージ構成を拡張する戦略を特定できます。 |
いつバックアップを行いますか。を参照してください。