Veritas NetBackup™ Appliance 容量計画とパフォーマンスチューニングガイド
- このマニュアルについて
- 第 I 部 容量計画
- 第 II 部 ベストプラクティス
- 第 III 部 パフォーマンスチューニング
- 第 IV 部 容量計画とパフォーマンスチューニングのクイックリファレンス
共有ストレージプールの構成について
NetBackup Appliance は、最適なパフォーマンスが得られるようにVeritasによって事前に調整されます。このセクションでは、NetBackup 52xx シリーズの環境を構築して最適なパフォーマンスを得るためのベストプラクティスについて説明します。 これらのベストプラクティスを使うことにより、アクティブな並列実行ストリームのカウント中にオーバーコミットするのを避けることができます。これは、ストレージプールで I/O パフォーマンスが低下するのを防ぐ際に重要になります。 一般的な環境で実装されているこれらのベストプラクティスを理解するために、以下の例について考えてみましょう。
環境の概要 |
|
環境で直面する問題 |
|
推奨事項 1: | バックアップ、複製、レプリケーションなどのすべての操作によって指定のストレージプールに書き込まれる、または指定のストレージプールから読み込まれる可能性のある並列実行ストリームの合計数を計算する場合は、[Maximum I/O streams (最大 I/O ストリーム数)]と[Maximum concurrent jobs (最大並列実行ジョブ数)]の値を考慮する必要があります。 バックアップの基本ストリーム数を計算する方法について詳しくは、バックアップの基本ストリーム数の計算 を参照してください。 限界量を超えてしまう場合に備えて、キーの変更は 2 つにしておくことがベストプラクティスとして推奨されます。
1 つのディスクプールを共有する 2 つのストレージユニットの最大ジョブ数の合計が 110 (各ストレージユニットの最大並行実行ジョブ数が 55) であると仮定します。
|
推奨事項 2: | メディアサーバーの設計と共有ストレージプールを指定する関連ストレージユニットに関して、次のような追加の注意事項が考えられます。
|