Veritas NetBackup™ Appliance 容量計画とパフォーマンスチューニングガイド
- このマニュアルについて
- 第 I 部 容量計画
- 第 II 部 ベストプラクティス
- 第 III 部 パフォーマンスチューニング
- 第 IV 部 容量計画とパフォーマンスチューニングのクイックリファレンス
NetBackup カタログのバックアップ
NetBackup カタログは内部データベースで、NetBackup のバックアップと設定に関する情報が含まれています。 バックアップ情報には、バックアップされたファイルとファイルが格納されているメディアのレコードが含まれます。 カタログには、メディアに関する情報、ストレージデバイスとそれに関連付けられているクライアントの情報、および環境のインフラ概要に関する情報も含まれています。
NetBackup がクライアントバックアップの復元、複製、およびその他の操作を実行するためにはカタログ情報が必要なため、通常の日常操作に NetBackup を使用する前に、カタログバックアップのポリシーを設定することが重要です。 定期的にカタログバックアップを実行するようにスケジュールすることも重要です。 カタログのバックアップを定期的に行わないと、将来的に NetBackup に予期せぬ障害が発生して操作が失敗したり、手作業でイメージをインポートするような、時間のかかる集中的なリカバリ処理が必要になる可能性があります。
NetBackup appliance は、「ドロップイン式」のディスク中心のストレージ交換および既存のオープンシステム NetBackup の従来型のアーキテクチャの強化を行うために設計されています。 したがって、こうした環境で NetBackup カタログを適切に保護するための、追加の考慮事項とベストプラクティスがあります。
NetBackup カタログのバックアップポリシーを設定して、非重複排除ストレージユニット (AdvancedDisk プールが理想的) にカタログイメージを格納する。
カタログは、同じマスターサーバーに対して 1 つのローカルにバックアップするのではなく、常に異なるストレージホストにバックアップする。 これはシステムが出荷時設定にリセットされたりシステムの再イメージ処理が行われた場合に、カタログのバックアップが失われることを回避するのに役立ちます。
カタログを頻繁にバックアップして、その後のバックアップ、複製、レプリケーション、およびその他のカタログ関連のイベントを確実に保護する。
電子メール警告を使ってディザスタリカバリファイルを複数のメールボックスに送信するよう、カタログのバックアップポリシーを設定する。
メモ:
NetBackup カタログについて詳しくは、『NetBackup 7.5 管理者ガイド Vol. 1 UNIX と Linux 編』の「NetBackup カタログの保護」セクションを参照してください。このマニュアルへのリンクは、技術メモ DOC5157.
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