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Veritas NetBackup™ Snapshot Client 管理者ガイド

Last Published: 2020-09-18

Product(s): NetBackup (8.3)

Platform: Linux,UNIX,Windows

スナップショットの自動選択

NetBackup でスナップショット方式が自動的に選択されるように設定するには、ポリシーの［属性 (Attributes)］タブで［スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups)］をクリックします。次の点に注意してください。

新しいポリシーの場合、バックアップの開始時に、NetBackup によってスナップショット方式が選択されます (デフォルトで、スナップショット方式は［auto］に設定されます)。
特定のスナップショット方式用にポリシーが構成されている場合、［Snapshot Client オプション (Snapshot Client Options)］オプションをクリックして、スナップショット方式をその特定の方式に設定します。バックアップの開始時に、NetBackup によってスナップショット方式が選択されます。

auto 方式を使用しても、NetBackup によってバックアップ用のスナップショット方式が必ず選択されるとはかぎりません。NetBackup では、次の要素に応じて適切な方式が選択されます。

クライアントのプラットフォームおよびポリシー形式。
最新のソフトウェアライセンスの有無 (VxFS、VxVM など)。
クライアントデータの構成方法。次に例を示します。
- コピーオンライトキャッシュに raw パーティションが指定されているかどうか。
  キャッシュの入力を参照してください。
- 1 つ以上のスナップショットミラーを使用して構成された VxVM ボリュームにクライアントのデータが格納されているかどうか。

NetBackup では、最初に検出された適切な方式が使用されます。

メモ:

auto 方式では、特定のディスクアレイ (EMC_TimeFinder_Clone、HP_EVA_Vsnap など) 用に設計されたスナップショット方式を選択できません。［スナップショットのオプション (Snapshot Options)］ダイアログボックスのドロップダウンメニューから、ディスクアレイ方式を選択する必要があります。

auto 方式の利点:

NetBackup で、バックアップ対象リストの項目ごとに、またはポリシー内のクライアントごとに、異なるスナップショット方式を使用できます。そのため、NetBackup では、スナップショット方式をより柔軟に選択でき、1 つのポリシーに対してスナップショット方式を 1 つしか選択できないという制限を回避できます。
バックアップの実行時、その時点におけるクライアントの構成に応じて、スナップショット方式が NetBackup によって選択されます。クライアントで VxFS または VxVM ライセンスが期限切れになっている場合、またはクライアントが最近再構成された場合、NetBackup ではそれに応じてスナップショット方式が選択されます。