Veritas NetBackup™ Snapshot Client 管理者ガイド

フルサイズスナップショットを作成する方法

1. 次のコマンドを入力して、親ボリュームを作成します。

   /usr/sbin/vxassist -g disk_group make volume length layout=layout 
   logtype=dco dcoversion=20 [drl=no|sequential|yes] 
   [ndcomirror=number] fastresync=on

   ここで示された文字列については、次のとおりです。

   • 角カッコ [] は任意の項目を示します。

   • make volume では、ボリュームスナップショットの名前を指定します。

2. 次の手順を実行して、フルサイズスナップショットのボリュームを作成します。

   • スナップショットボリュームの必要なサイズを決定します。

        # LEN='vxprint -g disk_group -F%len volume'

   • DCO ボリュームの名前を検出します。

        # DCOVOL='vxprint -g disk_group -F%dconame volume'

   • DCO ボリュームのリージョンサイズ (ブロック単位) を検出します。

        # RSZ='vxprint -g disk_group -F%regionsz $DCOVOL'

   • 必要なサイズと冗長性を指定して、volumename_NBU という名前のボリュームを作成します。

     ボリューム名は、_NBU で終了する必要があります。次の例では、ボリュームに SNAP_vol1_NBU という名前が付けられています。

     vxassist -g disk_group make SNAP_vol1_NBU $LEN layout=mirror
         nmirror=number logtype=dco drl=no dcoversion=20
         ndcomirror=number regionsz=$RSZ init=none
         [storage attributes ...]

     nmirror の数は ndcomirror の数と同じである必要があります。

     メモ:

     Linux の場合、init の値は init=none ではなく init=active になります。

     Storage Foundation 5.1 を使う Solaris 10 の場合、init 値は init=none ではなく init=active になります。

   • ミラーを作成します。

     vxsnap -g disk_group make source=volume/snapvol=SNAP_vol1_NBU/syncing=on

3. NetBackup の ［Snapshot Client オプション (Snapshot Client Options)］ダイアログボックスで、［最大スナップショット数 (インスタントリカバリのみ) (Maximum Snapshots (Instant Recovery only))］の値を設定します。