Veritas NetBackup™ Snapshot Client 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup (8.3)
Platform: Linux,UNIX,Windows
  1. 概要
    1.  
      Snapshot Client 機能の概要
    2. Snapshot Client の機能
      1.  
        スナップショットについて
      2.  
        スナップショット方式について
      3.  
        スナップショットプロバイダについて
      4.  
        オフホストバックアップのサポートについて
      5.  
        インスタントリカバリについて
      6.  
        FlashBackup ポリシーについて
      7.  
        ディスクアレイのスナップショット方式について
      8.  
        Block Level Incremental バックアップについて
      9.  
        Snapshot Client と NDMP について
    3. スナップショットの概要について
      1.  
        コピーオンライトスナップショット形式について
      2.  
        ミラースナップショット形式について
    4.  
      ミラーとコピーオンライトの利点
    5.  
      スナップショットのローカルバックアップについて
    6. オフホストバックアップの概要
      1.  
        ファイルとボリュームのマッピング方式について
    7. オフホストバックアップ方式
      1. 代替クライアントによるバックアップについて
        1.  
          クライアント間のデータ共有について
        2.  
          代替クライアントによるバックアップの分割ミラーの例
        3.  
          データレプリケーションを使った代替クライアントによるバックアップの例 (UNIX のみ)
      2.  
        FlashBackup と代替クライアントの組み合わせの例
      3.  
        NetBackup メディアサーバーデータムーバーの例 (UNIX のみ)
      4.  
        NDMP データムーバーについて
    8. Snapshot Client の要件
      1.  
        Snapshot Client の制限
    9.  
      Snapshot Client の用語
    10.  
      Snapshot Client の補足情報
    11.  
      Windows の Open File Backup について
  2. インストール
    1.  
      Snapshot Client のインストール前提条件
    2.  
      Snapshot Client のインストールについての注意事項
    3.  
      プラットフォームが混在している環境でのクライアントソフトウェアの配布について
    4.  
      ログディレクトリの作成について
    5.  
      スナップショットの状態ファイルについて
  3. ポリシーの構成
    1.  
      Snapshot Client のポリシーに関する注意事項
    2.  
      Snapshot Client ポリシーの構成
    3.  
      ポリシーを構成するときの[バックアップ対象 (Backup Selections)]タブのオプション
    4.  
      オフホストバックアップの構成オプション
    5.  
      スナップショットの自動選択
    6. スナップショット方式の選択
      1.  
        スナップショット方式
      2. Snapshot Client の構成パラメータ
        1.  
          [キャッシュデバイスパス (Cache device path)]パラメータ
        2.  
          [ディスクグループ分割の再試行の遅延 (秒) (Delay in seconds between disk group split retries)]パラメータ
        3.  
          [IBC 受信タイムアウト (秒) (IBC receive timeout (seconds))]パラメータ
        4.  
          [IBC 送信タイムアウト (秒) (IBC send timeout (seconds))]パラメータ
        5.  
          [バックアップ後にスナップショットを保持する (Keep snapshot after backup)]パラメータ
        6.  
          [同時に再同期化するボリュームの最大数 (Maximum number of volumes to resynchronize concurrently)]パラメータ
        7.  
          [最大スナップショット数 (インスタントリカバリのみ) (Maximum Snapshots (Instant Recovery only))]パラメータ
        8.  
          [ディスクグループの分割を再試行する回数 (Number of times to retry disk group split)]パラメータ
        9.  
          [プロバイダ形式 (Provider Type)]パラメータ
        10.  
          [バックグラウンドでミラーを再同期化する (Resynchronize mirror in background)]パラメータ
        11.  
          [スナップショット属性 (Snapshot Attribute)]パラメータ
        12.  
          [I/O の遅延をミリ秒単位で同期化する (Sync I/O delay in milliseconds)]パラメータ (UNIX のみ)
        13.  
          [同期領域のサイズ (MB) (Sync region size in MB)]パラメータ (UNIX のみ)
        14.  
          [ミラーの同期の完了を待機 (Wait for mirror sync completion)]パラメータ
        15.  
          VSS およびディスクアレイに関する重要な注意事項
        16.  
          [バックアップ前にミラーを同期化する (Synchronize mirror before backup)]パラメータ
      3.  
        スナップショットリソース (Snapshot Resources)
    7.  
      バックアップスクリプトの構成
    8. 代替クライアントバックアップの使用について
      1.  
        代替クライアントによるバックアップの要件
    9. 代替クライアントによるバックアップの構成
      1.  
        代替クライアントによるバックアップの実行前
      2.  
        代替クライアントによるバックアップの構成の例
    10. ポリシーの構成のヒント
      1.  
        パス名の最大長
      2.  
        スナップショットのヒント
      3.  
        複数データストリーム
      4. ミラーベースのスナップショットの増分バックアップについて
        1.  
          増分バックアップオプション (Windows のみ)
        2.  
          スナップショットシーケンスとアクセス時刻
    11. スナップショットの無効化について
      1.  
        Windows Open File Backup の無効化
      2.  
        Snapshot Client スナップショットを無効にする方法
  4. FlashBackup の構成
    1.  
      FlashBackup について
    2. FlashBackup の制限事項
      1.  
        Windows の暗号化ファイルとハードリンクのリストア
    3.  
      FlashBackup ポリシーの構成
    4. 下位互換性のための FlashBackup ポリシーの構成 (UNIX のみ)
      1.  
        キャッシュパーティションについて
      2.  
        キャッシュパーティションの要件
      3.  
        複数のデータストリーム用の指示句
  5. インスタントリカバリの構成
    1.  
      インスタントリカバリの機能について
    2.  
      インスタントリカバリの要件
    3.  
      インスタントリカバリの制限事項
    4.  
      メディアサーバーへの完全なサーバー権限の付与
    5. インスタントリカバリについて
      1.  
        インスタントリカバリのスナップショットとバックアップについて
      2.  
        NetBackup カタログの保守について
      3. スナップショット管理について
        1.  
          スナップショットローテーションについて
      4. スナップショットの制御方法
        1.  
          [スナップショットリソース (Snapshot Resources)]ペイン
        2.  
          [最大スナップショット数 (インスタントリカバリのみ) (Maximum Snapshots (Instant Recovery only))]パラメータ
    6.  
      インスタントリカバリ用のポリシーの構成
    7. インスタントリカバリのコピーオンライトスナップショットのキャッシュサイズの指定について
      1.  
        リストア時のキャッシュサイズ
      2.  
        スナップショットキャッシュの適切なサイズの設定
      3.  
        インスタントリカバリスナップショットからの大規模なリストア
    8. VxVM の構成について
      1.  
        スナップショットミラーの作成
      2. インスタントスナップショットの作成について
        1.  
          領域最適化スナップショットの作成
        2.  
          フルサイズスナップショットの作成
      3.  
        VxVM 3.5 GUI を使った VxVM ミラーの構成
    9.  
      指定した時点へのロールバック用の VxVM または FlashSnap の再同期オプションの変更
    10.  
      データベースでのインスタントリカバリ
    11. スナップショットのストレージライフサイクルポリシーについて
      1.  
        インスタントリカバリのスナップショットベースのバックアップを管理するためのストレージライフサイクルポリシーの構成
      2.  
        ストレージライフサイクルポリシーと Snapshot Client のトラブルシューティング
  6. ネットワーク接続ストレージ (NAS) スナップショットの構成
    1.  
      NAS スナップショットの概要について
    2.  
      NAS_Snapshot に関する注意事項
    3.  
      NetBackup Client Service への管理者としてのログオン
    4.  
      NAS スナップショットのポリシーの設定
    5.  
      NAS スナップショットの命名形式
    6. NAS 作業負荷の動的データストリーミング
      1.  
        機能について
      2.  
        バックアップホストプールを使用した動的データストリーミングの例
    7.  
      バックアップホストプールを使用した動的データストリーミングの構成
    8.  
      バックアップホストプールの構成
    9.  
      NAS データ保護ポリシーの設定
  7. ソフトウェアベースのスナップショット方式の構成
    1. ソフトウェアベースのスナップショット方式
      1.  
        nbu_snap について
      2. キャッシュデバイスの要件
        1.  
          キャッシュパーティションのサイズを指定する方法
        2.  
          キャッシュの入力
      3. VxFS_Checkpoint について
        1.  
          VxFS マルチボリュームシステム
        2.  
          Storage Checkpoint が使用するディスク領域
        3.  
          チェックポイントの保持スケジュール
        4.  
          ブロックレベルリストア
      4.  
        VxFS_Snapshot について
      5. VxVM について
        1.  
          ソースのスナップショットミラーの作成
        2.  
          VxVM インスタントスナップショットについて
        3.  
          NetBackup のスナップショット方式について
        4.  
          領域最適化スナップショット
      6. FlashSnap について
        1.  
          FlashSnap のボリュームのテスト
      7. VVR について
        1.  
          VVR ボリュームレプリケーションの構成
        2.  
          VVR の名前登録
        3.  
          VVR のプライマリホストとセカンダリホストのディスクグループ名とボリューム名
        4.  
          VVR によるレプリケーションの設定のテスト
      8.  
        NAS_Snapshot について
      9. VSS について
        1.  
          ディスクアレイの再構成の手順
        2.  
          VSS によるボリュームの構成とテスト
        3.  
          VSS に関する注意事項および制限事項
  8. Cluster Volume Manager 環境 (CVM) のためのサポート
    1.  
      CVM 環境のサポートについて
    2.  
      NetBackup と CVM に関する注意事項
    3.  
      CVM 環境での VxVM スナップショットまたは FlashSnap スナップショットの有効化について
    4.  
      CVM マスターノードで VxVM コマンドを実行するための NetBackup クライアントの有効化について
  9. ディスクアレイ用のスナップショット方式の構成
    1. 新しいディスクアレイスナップショット方式について
      1.  
        アレイ固有の方式とアレイに依存しない方式について
      2.  
        新しいアレイ固有の方式の利点
      3.  
        ディスクアレイ方式の形式について
      4.  
        ディスクアレイ方式に関する重要な注意事項と制限事項
      5.  
        ディスクアレイ方式の概要
    2. ディスクアレイの構成作業
      1.  
        アレイ管理者の構成作業
      2.  
        NetBackup 管理者の構成作業
      3.  
        ディスクアレイの構成作業の図
    3. OS 固有の構成作業
      1.  
        動的マルチパスについて
      2. HBA の構成
        1.  
          HBA 固定ターゲットバインド
      3. Solaris の sd.conf ファイルについて
        1.  
          Solaris の sd.conf ファイル (日立社のアレイのみ)
      4.  
        Linux での modprobe.conf ファイル
      5.  
        NetBackup クライアントアクセス、ゾーン化、LUN マスキングの確認
    4. VSS の構成について (Windows)
      1.  
        NetBackup アレイクレデンシャルに関する注意事項
      2. 特定のアレイの初期構成
        1.  
          EMC TimeFinder Snap を使用する VSS 差分スナップショットに対する EMC ディスクグループを作成する方法
        2.  
          VSS でスナップショットを作成できることを確認する方法
        3.  
          EMC TimeFinder Snap バックアップをテストする方法
    5. EMC 社の CLARiiON アレイについて
      1.  
        UNIX における EMC 社の CLARiiON のソフトウェア要件
      2.  
        VeritasVSS スナップショットと EMC CLARiiON のベリタスのサポート
      3.  
        EMC 社の CLARiiON のインストールされるソフトウェアについての図
      4.  
        クライアントからアレイへの接続の確認
      5.  
        ネットワーク上のホスト名の解決について
      6. CLARiiON アレイにアクセスするための NetBackup の構成
        1.  
          ローカルの範囲の CLARiiON 管理者アカウントの使用について
      7.  
        CLARiiON ストレージグループへのクライアントの追加
      8.  
        EMC_CLARiiON_SnapView_Clone の構成
      9.  
        EMC Navisphere Web インターフェースを使用してクローンプライベート LUN を作成する方法
      10.  
        クローングループの作成とソースとしての LUN の選択
      11.  
        クローングループへのクローン LUN の追加
      12.  
        各ソース LUN およびクローン LUN のデバイス識別子の取得
      13.  
        EMC_CLARiiON_SnapView_Snapshot の構成について
      14.  
        ストレージプロセッサ用の予約済み LUN プールの構成
      15. CLARiiON アレイ方式用の NetBackup ポリシーの構成
        1.  
          EMC_CLARiiON_Snapview_Clone 方式を使ったポリシーの構成
        2.  
          EMC_CLARiiON_Snapview_Clone 方式の構成
        3.  
          EMC_CLARiiON_Snapview_Snapshot 方式
      16.  
        CLARiiON アレイの構成に関する一般的な問題
    6. EMC 社の Symmetrix アレイについて
      1.  
        EMC 社の Symmetrix DMX のソフトウェア要件
      2.  
        クローンエミュレーションフラグが原因でスナップショットが失敗する可能性がある
      3.  
        EMC スナップショット操作の失敗
      4.  
        ボリュームシャドウコピーサービスでの EMC Symmetrix のサポート
      5.  
        EMC Symmetrix ディスクアレイを使うための前提条件
      6.  
        EMC Symmetrix を使うための NetBackup クライアントの構成
      7.  
        Symmetrix アレイにアクセスするための NetBackup の構成について
      8. EMC_TimeFinder_Mirror 用の構成について
        1.  
          STD/BCV ミラーペアの完全な同期化
      9. EMC_TimeFinder_Clone 用の構成について
        1.  
          指定した時点へのロールバックを行う前にクローンが完了していることを確認する方法
      10.  
        EMC_TimeFinder_Snap 用の構成について
      11.  
        EMC_TimeFinder 方式のポリシーの構成
    7. HP 社の EVA アレイについて
      1.  
        HP EVA アレイを使うための前提条件
      2.  
        UNIX における HP 社の EVA のソフトウェア要件
      3.  
        HP 社の EVA のインストールされるソフトウェアについての図
      4.  
        VeritasVSS スナップショットと HP EVA のベリタスのサポート
      5. SSSU 5.0 によるクライアントからアレイへの接続の確認
        1.  
          SSSU の手順のトラブルシューティング
        2.  
          SSSU コマンドのポリシーの検証の失敗
      6.  
        EVA アレイにアクセスするための NetBackup の構成
      7.  
        HP 社の EVA アレイ方式用の NetBackup ポリシーの構成
      8.  
        HP 社の EVA の制限事項
    8. IBM DS6000 アレイと DS8000 アレイについて
      1.  
        IBM DS6000 および DS8000 のソフトウェア要件
      2.  
        IBM 社のアレイ用の事前設定
      3. IBM DS6000 または DS8000 アレイにアクセスするための NetBackup の構成
        1.  
          ポリシーで名前を指定していない NetBackup ホストのアレイアクセスの構成
      4.  
        NetBackup 用の IBM 社のアレイの構成
      5.  
        DSCLI コマンドによる一意の識別子の取得 (IBM 社の場合)
      6.  
        IBM_DiskStorage_FlashCopy 用の NetBackup ポリシーの設定
      7.  
        IBM 社のアレイの参照情報
    9. IBM DS4000 アレイについて
      1.  
        アレイの事前設定タスク
      2.  
        IBM 4000 ソフトウェア要件
      3.  
        NetBackup クライアントからのアクセス、ゾーン化、LUN マスキングの確認
      4.  
        IBM 社の DS4000 アレイにアクセスするための NetBackup の構成
      5.  
        NetBackup 用の IBM 4000 アレイの構成
      6.  
        IBM_StorageManager_FlashCopy 用の NetBackup ポリシーの設定
    10. Hitachi SMS/WMS/AMS、USP/NSC、USP-V/VM について
      1. 日立社のアレイのソフトウェア要件
        1.  
          現在の RAID Manager のバージョンを確認する方法
      2.  
        日立社用の事前設定
      3.  
        NetBackup と日立社のアレイの間の通信について
      4.  
        日立社のコマンドデバイスが認識されているかどうかの確認
      5.  
        NetBackup 用の日立社のアレイの構成について
      6.  
        アレイのシリアル番号と一意のデバイス識別子の取得 (日立社の場合)
      7.  
        Hitachi_ShadowImage または Hitachi_CopyOnWrite 用の NetBackup ポリシーの設定
    11. HP-XP アレイについて
      1.  
        HP-XP アレイのソフトウェア要件
      2.  
        HP-XP の事前設定
      3.  
        NetBackup と HP-XP アレイの間の通信について
      4.  
        HP-XP のコマンドデバイスが認識されているかどうかの確認
      5.  
        HP-XP アレイの NetBackup 用の構成について
      6.  
        アレイのシリアル番号と一意の識別子の取得 (HP-XP の場合)
      7.  
        HP_XP_BusinessCopy と HP_XP_Snapshot 向けの NetBackup ポリシーの構成
    12. アレイのトラブルシューティングについて
      1. すべてのアレイに関連する問題のトラブルシューティング
        1.  
          Solaris の問題のトラブルシューティング
        2.  
          ホストの OS の種類の指定に関するトラブルシューティング
      2.  
        NetBackup および EMC CLARiiON アレイのトラブルシューティング
      3.  
        NetBackup および EMC Symmetrix アレイのトラブルシューティング
      4.  
        NetBackup および HP EVA アレイのトラブルシューティング
      5. IBM DS6000 および DS8000 アレイのトラブルシューティング
        1.  
          IBM DS6000 アレイと DS8000 アレイでのスナップショットエラー (NetBackup の状態コード 156)
      6. IBM4000 アレイのトラブルシューティング
        1.  
          IBM4000 アレイでのスナップショットエラー (NetBackup の状態コード 156)
        2.  
          IBM System Storage DS4000 の参照情報
      7. 日立社のアレイのトラブルシューティング
        1.  
          日立社のアレイで NetBackup ポリシーの検証が失敗する
        2.  
          日立社のアレイでのバックアップまたはリストアまたはイメージの有効期限設定の失敗
  10. メディアサーバーおよびサードパーティコピー方式に関する注意事項
    1.  
      メディアサーバー方式とサードパーティコピーデバイス方式のディスク要件
    2.  
      メディアサーバー方式とサードパーティコピーデバイス方式の指示句
    3.  
      [メディアサーバー (Media Server)]方式とサードパーティコピーデバイス方式のストレージユニット
    4.  
      サードパーティコピーバックアップでの多重化の回避
    5.  
      raw パーティションのバックアップ
    6.  
      すべてのクライアントの読み込みタイムアウトを延長する方法
    7.  
      オフホストデータムーバーバックアップに関する詳細情報
  11. バックアップおよびリストアの手順
    1.  
      バックアップの実行について
    2.  
      リストアの実行について
    3. FlashBackup バックアップからのリストアについて
      1.  
        FlashBackup と UNIX クライアントのリストアに関する注意事項
      2.  
        FlashBackup クライアントと Windows クライアントのリストアの注意事項
    4.  
      クラスタファイルシステム (VxFS) での多数のファイルのリストア (UNIX のみ)
    5. インスタントリカバリリストア機能
      1. インスタントリカバリについて: ブロックレベルリストア
        1.  
          ブロックレベルリストアの有効化と無効化
      2. インスタントリカバリについて: ファイルプロモーション
        1.  
          ファイルプロモーションに関する注意事項
        2.  
          ファイルプロモーションについて
      3. インスタントリカバリについて: Fast File Resync (Windows クライアントのみ)
        1.  
          Fast File Resync (FFR) に関する注意事項
        2.  
          FFR (Fast File Resync) およびリストア対象のファイルに関する注意事項
        3.  
          Fast File Resync の使用について
        4.  
          NetBackup での Fast File Resync の使用
      4. インスタントリカバリについて: 指定した時点へのロールバック
        1.  
          ロールバックに関する注意事項
        2.  
          スナップショットロールバックの実行
    6.  
      インスタントリカバリスナップショットから個々のファイルをリストアする場合の注意事項
    7. リストアの構成について
      1.  
        LAN 経由のリストアについて
      2.  
        クライアントサーバーとメディアサーバーの両方を兼ねるホストへの SAN 経由のリストアについて
      3.  
        スナップショットからの直接のリストアについて
    8. ディスクスナップショットからのリストアについて
      1. UNIX でのリストアについて
        1.  
          UNIX での個々のファイルのリストア
        2.  
          UNIX でのスナップショット全体のリストア
      2. Windows でのリストアについて
        1.  
          Windows での個々のファイルのリストア
        2.  
          Windows でのスナップショット全体のリストア
  12. トラブルシューティング
    1.  
      情報の収集とログの確認について
    2. UNIX プラットフォームのログディレクトリ
      1.  
        バックアップ用の UNIX ログディレクトリ
      2.  
        リストア用の UNIX ログディレクトリ
      3.  
        snapctl ドライバメッセージ
    3. Windows プラットフォームのログフォルダ
      1.  
        バックアップ用の Windows ログフォルダ
      2.  
        リストア用の Windows ログフォルダ
      3.  
    4.  
      テクニカルサポートの連絡先情報
    5.  
      最新のパッチおよび更新
    6.  
      Snapshot プロバイダ情報
    7.  
      Snapshot Client に関する重要な注意事項
    8.  
      Snapshot Client のインストールの問題
    9. FlashBackup と状態コード 13
      1.  
        FlashBackup のキャッシュパーティションが領域不足の可能性がある
      2.  
        期限切れスナップショットの削除 (Solaris)
    10.  
      Windows VSS ライターが保護するファイルの FlashBackup インスタントリカバリスナップショットからの単一ファイルのリストアが失敗する
    11.  
      削除されないスナップショットの識別と削除
    12.  
      VxVM ボリュームクローンの削除
    13.  
      スナップショットからの代替クライアントリストアおよびバックアップの失敗
    14.  
      スナップショットからのリストアが状態 2800 で失敗する
    15.  
      raw パーティションのリストアが、FlashBackup-Windows ポリシーリストアエラー (FlashBackup-Windows policy restore error) で失敗します
    16.  
      スナップショットの作成がエラー 156 で失敗する
    17.  
      スナップショットがエラー 20 で失敗する
    18.  
      スナップショットジョブが失敗し、スナップショットコマンドがボリューム名を認識しない
    19.  
      スナップショットの作成がエラー 4220 で失敗する
    20.  
      同じボリュームが同じホストの複数のマウントポイントにマウントされていると、スナップショットの作成が失敗します。
    21.  
      スナップショットベースのバックアップとリストアの失敗
    22.  
      複数のスナップショットジョブがコード 156 または 1541 で失敗します。
    23.  
      複数のバックアップ対象 [Cache=] で FlashBackup ポリシーが失敗する
    24.  
      「スナップショットエラーの発生 156」による部分的なバックアップの失敗
    25.  
      ファイルシステム検証のバックアップはエラー 223 で失敗する
    26.  
      指定した CIFS 共有パスにスラッシュが含まれている場合にポリシーの検証が失敗する
    27.  
      ワイルドカードバックアップのための NDMP スナップショットのポリシーがエラー 4201 で失敗する
    28.  
      bpfis ログによるトラブルシューティング
    29.  
      HP-UX 11.31 を使う際の制限事項
    30.  
      スナップショット操作のポリシーを構成するときに NetBackup 管理コンソールがハングアップする
    31.  
      NetApp NAS ボリュームのアクセラレータが有効になっている増分バックアップ
  13. 付録 A. nbu_snap の管理 (Solaris)
    1. nbu_snap の管理について
      1.  
        nbu_snap のキャッシュ
      2.  
        キャッシュサイズの判断について
      3.  
        nbu_snap の終了について
      4. nbu_snap コマンド
        1.  
          snapon コマンド
        2.  
          snaplist コマンド
        3.  
          snapcachelist コマンド
        4.  
          snapstat コマンド
        5.  
          snapoff コマンド
  14. 付録 B. スナップショット操作の概要
    1.  
      スナップショット操作の概要
    2.  
      スナップショットの作成前および作成後の操作
    3.  
      システムの静止について
    4.  
      データベースアプリケーションの静止について
    5.  
      スタックの静止について
    6.  
      ファイルシステムの静止
    7.  
      Volume Manager のデータキャッシュ
    8.  
      コピーオンライトの動作方法
  15. 付録 C. スナップショット管理用の NetBackup と CloudPoint の統合
    1.  
      スナップショット管理用の NetBackup と CloudPoint の統合について
    2.  
      NetBackup でのスナップショットの管理サーバーの構成について
    3.  
      NetBackup での CloudPoint サーバーの登録
    4.  
      NetBackup での CloudPoint プラグインの構成
    5.  
      CloudPoint と NetBackup の統合に関する問題のトラブルシューティング
    6.  
      CloudPoint サーバーの作業負荷の管理
  16.  
    索引

Snapshot Client の用語

表: Snapshot Client の用語 に、NetBackup Snapshot Client で使われる用語を示します。NetBackup の他の用語については、NetBackup オンライン用語集を参照してください。

表: Snapshot Client の用語

用語

定義

代替クライアントによるバックアップ

代替クライアントが、別のクライアントの代わりにバックアップを実行します。

バックアップエージェント (backup agent)「サードパーティコピーデバイス (third-party copy device)」も参照。

NetBackup クライアントの代わりにバックアップを管理するホストを示す一般用語。このエージェントは、他のクライアント、NetBackup メディアサーバー、サードパーティコピーデバイスまたは NAS ファイラのいずれかです。

BCV

EMC 社のディスクアレイ内のミラー構成のミラーディスク (「ミラー (mirror)」を参照)。BCV は「Business Continuance Volume」の略称です。

ブリッジ (bridge)

SAN ネットワークにおいて、SCSI デバイスをファイバーチャネルに接続する機器。サードパーティコピーデバイスは、ブリッジの一部または他のデバイスの一部として実装できます。すべてのブリッジがサードパーティコピーデバイスとして機能するわけではありません。

キャッシュ (cache)

コピーオンライトスナップショット方式では、スナップショットの存続中は、個別の作業領域がディスク上に必要となります。この領域はキャッシュと呼ばれます。このスナップショット方式では、ファイルシステムの動作によって変更されるクライアントデータブロックのコピーを、キャッシュを使用して格納します。このキャッシュは、重要なデータが含まれていない raw ディスクパーティションである必要があります。キャッシュを使う場合、このスナップショット方式では、キャッシュに現在格納されているすべてのデータが上書きされます。

コピーオンライトの動作方法を参照してください。

Copy Manager

「サードパーティコピーデバイス (Third-Party Copy Device)」を参照。

コピーオンライト

NetBackup Snapshot Client でサポートされている 2 種類のスナップショットの 1 つ (「ミラー (mirror)」も参照)。ミラーとは異なり、コピーオンライトはクライアントのデータの別コピーを作成しません。コピーオンライトが有効になった時点以降の、ブロック単位の記録を作成します。この記録には、クライアントのデータ内のどのブロックが変更され、どのブロックが変更されていないかが示されます。バックアップアプリケーションでは、この記録を使用してバックアップコピーが作成されます。また、コピーオンライトスナップショットは、領域最適化スナップショット、領域効率化スナップショット、チェックポイントなどとも呼ばれます。

データの移動

サードパーティコピーデバイスまたは NetBackup メディアサーバーによって実行されるコピー操作。

データムーバー

NetBackup クライアントの代わりにバックアップを管理するホストまたはエンティティ。データムーバーは、NetBackup メディアサーバー、サードパーティコピーデバイスまたは NAS ファイラのいずれかにすることが可能です。

デバイス

LUN、論理ボリューム、vdisk、BCV、STD のいずれかを表す一般用語。

ディスクグループ (disk group)

プライマリディスクとミラーディスクの関連付けなどを行うために編成されるディスクの集合。ベンダー固有のコマンドを使います。「ミラー (mirror)」および「ボリュームグループ (volume group)」を参照してください。

エクステント (extent)

ファイルのために割り当てられた連続するディスクブロックのセット。

  • デバイス識別子

  • 開始ブロックアドレス (デバイスにおけるオフセット)

  • 長さ (連続するブロックの数)

Snapshot Client のマッピング方式によってエクステントのリストが決定され、そのリストがバックアップエージェントに送信されます。

FastResync (VxVM)

以前の Fast Mirror Resynchronization (FMR)。VxVM FastResync は、ミラーの高速かつ効率的な再同期化を実行します。NetBackup のインスタントリカバリ機能は、FastResync を使用して、ある特定の時点での実稼働ディスクボリュームのコピーを作成し、保持します。

ファイバーチャネル定義済み

光ケーブルまたは銅線ケーブルで構成され、ファイバーチャネルプロトコルを使用する高速ネットワークの一種。NetBackup Snapshot Client では、アービトレーテッドループ環境とスイッチ型ファブリック (スイッチ型ファイバーチャネル) 環境の両方がサポートされています。

ファイルシステム (file system)

次に示す 2 つの意味があります。UFS (Sun Solaris) ファイルシステムや VxFS (Veritas) ファイルシステムなどの製品の場合、ファイルシステムはファイルツリーの管理および割り当てスキームを意味します。ファイルツリーコンポーネントの場合、ファイルシステムは、mount コマンドを使用して UNIX ファイルツリーの一部になったディレクトリを意味します。ファイルシステムが NetBackup のバックアップ対象リストのエントリとして選択されている場合は、この定義が適用されます。

インスタントリカバリ

クライアントのファイルシステムまたはボリュームのディスクスナップショットのリストア機能。システムの再起動後も、このスナップショットからクライアントのデータを高速にリストアできます。

マッピングしています (Mapping)

(ファイルシステムまたは Volume Manager 内の) ファイルまたは raw デバイスを、ネットワーク上のバックアップエージェント用に、物理アドレスまたはエクステントに変換する処理。NetBackup Snapshot Client は、VxMS ライブラリを使用してファイルマッピングを実行します。

マッピング方式 (mapping methods)

ファイルの論理アドレスを物理ディスク上のアドレスまたはエクステントに変換するルーチン。NetBackup Snapshot Client には、ファイルマッピングおよびボリュームマッピングのマッピング方式が含まれています。

ミラー

次に示す 2 つの意味があります。

  • 他のディスクの完全なコピーまたは複製を保持するディスク。多くの場合、ミラーディスクはセカンダリディスクと呼ばれ、ソースディスクはプライマリディスクと呼ばれます。プライマリディスクへのすべての書き込みは、ミラーディスクに対しても行われます。

  • ミラーディスク上に取得されたスナップショット。ある時点より後のプライマリディスクへのすべての書き込みをミラーディスクに対して行わないことにより、適切なイメージを保持したミラーディスクがプライマリディスクから切り離されます。ミラーが分割された結果、ミラーディスクはプライマリディスクのスナップショットを保持します。これによって、スナップショットをバックアップできるようになります。

NetBackup メディアサーバー方式

この方式では、NetBackup メディアサーバーによってデータの移動が実行されます。

オフホストバックアップ

他のホスト上で実行されている別のバックアップエージェントへの低負荷バックアップ処理。NetBackup Snapshot Client では、代替クライアントによるバックアップ、NetBackup メディアサーバー、サードパーティコピーデバイスおよびネットワーク接続ストレージ型の 4 通りのオフホストバックアップ方式を使用できます。

プライマリディスク (primary disk)

プライマリミラー構成では、クライアントアプリケーションによって、そのデータがプライマリディスク上で読み書きされます。プライマリディスクの完全な複製がミラーです。

raw パーティション (Raw partition)

ある範囲のディスクセクタを占有する raw 物理ディスクデバイスの 1 つのセクション。raw パーティションは、ファイルシステムや他の階層構成スキームを伴いません (そのため、ディスクセクタの raw ストリームです)。Solaris や HP-UX など一部のオペレーティングシステムでは、raw パーティションは、ファイルシステムがマウントされているブロック型デバイスとは異なります。

Recovery Manager (RMAN)

Oracle 社のバックアップおよびリカバリプログラム。RMAN は、NetBackup 共有ライブラリへ要求を行うことによって、バックアップおよびリストアを実行します。

RMAN プロキシコピー (RMAN Proxy Copy)

NetBackup などのメディア管理ソフトウェアがデータ転送を直接実行できるようにする、Oracle8i メディア管理 API 用の拡張機能。

SAN (ストレージエリアネットワーク)

サーバーとストレージデバイスを接続するファイバーチャネルベースのネットワーク。ストレージデバイスは、サーバーではなくネットワーク自体に接続され、ネットワーク上のすべてのサーバーから参照できます。

セカンダリディスク (secondary disk)

「ミラー (mirror)」を参照。

スナップショット

ある特定の時点の、クライアントボリュームの読み取り専用のディスクベースコピー。スナップショットの作成は、他のアプリケーションに与える影響を最小限にして行われます。NetBackup では、スナップショットが行われるデバイスに応じて、コピーオンライト、ミラー、クローンおよびスナップがサポートされます。

スナップショット方式

スナップショットを作成するルーチンの集まり。方式は、手動で選択することも、バックアップの開始時に NetBackup で自動的に選択されるように設定することもできます (自動 (auto) 方式)。

スナップショットミラー

VxVM (Veritas Volume Manager) によって作成されたディスクミラー。スナップショットミラーは、物理的に別のデバイス上に複製された、ある特定の時点でのプライマリボリュームの完全なコピーです。

スナップショットソース

スナップショット方式を適用する実体 (ファイルシステム、raw パーティションまたは論理ボリューム)。NetBackup では、ポリシーのバックアップ対象リストのエントリに従って自動的にスナップショットソースが選択されます。

スナップショットボリューム

プライマリボリュームまたはデバイスから分割され、ユーザーが使用できるようになったミラー。VxVM (Veritas Volume Manager) は、スナップショットボリュームを、ある特定の時点でのプライマリボリュームのコピーとして作成します。分割後にプライマリボリュームに対して加えられた変更はデータ変更ログに記録されます。記録された変更は、VxVM FastResync を使用してプライマリボリュームと再同期化する際に使用できます。スナップショットボリュームが分割されている間に加えられた変更がスナップショットボリュームに適用され、スナップショットボリュームとプライマリボリュームが同じ状態になります。

標準デバイス (standard device)

EMC 社のディスクアレイ内のミラー構成のプライマリディスク (「プライマリディスク (primary disk)」を参照)。

Storage Checkpoint (VxFS)

ファイルシステムイメージの一貫性のある静的な状態のビューを提供し、最後のチェックポイント以降に変更されたデータブロックのトラッキングを行います。ミラーとは異なり、プライマリ (オリジナル) のデータの別コピーを作成しません。この記録には、チェックポイントが有効になった時点以降に元のデータ内のどのブロックが変更されているかが示されます。

Storage Checkpoint では、別のデバイスまたは指定したデバイスではなく、プライマリファイルシステムの空き領域に情報が格納されます。(また、 コマンドを実行しても Storage Checkpoint が使用するディスク領域は表示されないため、代わりに コマンドを実行する必要があります。)lsfsckptadm list

サードパーティコピーデバイス (third-party copy device)

次に示す 2 つの意味があります。

  • バックアップアプリケーションの代わりに動作する SAN 上のバックアップエージェント。サードパーティコピーデバイスは、ファイバーチャネルに接続されているディスクからバックアップデータを受信し、そのデータをストレージデバイスに送信します。サードパーティコピーデバイスでは、SCSI Extended Copy コマンドが使用されます。サードパーティコピーデバイスは、Copy Manager、サードパーティコピーエンジンまたはデータムーバーと呼ばれることもあります。SAN ハードウェア構成では、サードパーティコピーデバイスをブリッジ、ルーターまたはストレージデバイスの一部として実装することができます。サードパーティコピーデバイスには、ストレージユニットが接続されている場合と接続されていない場合があります。

  • SAN 上のバックアップエージェントによるバックアップを可能にする、NetBackup Snapshot Client のオフホストバックアップ方式。

UFS ファイルシステム

UNIX ファイルシステム (UFS) のことで、Sun Solaris のデフォルトのファイルシステム形式。UFS ファイルシステムは、Berkeley Fast File System に由来します。

VxMS (Veritas Federated Mapping Services)

NetBackup Snapshot Client がファイルやボリュームなどの論理ディスクオブジェクトの物理アドレスを取得するために使用するルーチン (メソッド) のライブラリ。

ボリューム

raw 物理ディスクデバイス上に構成された仮想デバイス (NetBackup の[メディアおよびデバイスの管理 (Media and Device Management)]ボリュームとの混同に注意)。ブロック型および文字型デバイスで構成されます。スナップショットソースがボリューム上に存在する場合、NetBackup は、ボリュームマッピング方式を自動的に使用して、ボリュームを物理デバイスアドレスにマッピングします。

ボリュームグループ

ディスク領域をより有効に利用するため、Veritas Volume Manager を使用して作成するディスクの論理グループ。

VxFS

高パフォーマンスおよび大量のデータ用に設計されたエクステントベースの VxFS (Veritas File System)。

VxVM

VxVM (Veritas Volume Manager)。SAN 環境でも使用可能な論理ボリューム管理機能を提供します。