Enterprise Vault™ SMTP アーカイブの設定
- このマニュアルについて
- Enterprise Vault SMTP アーカイブの概要
- SMTP アーカイブのインストール
- SMTP アーカイブの設定
- SMTP グループまたは SMTP メールボックスジャーナル用のユーザーのプロビジョニング
- SMTP ダッシュボードの使い方
- PowerShell cmdlet
- 付録 A. ターゲットアドレスの書き換えの設定
SMTP アーカイブを設定する手順
表: SMTP アーカイブを設定する手順 は SMTP アーカイブの設定に必要なタスクの概要です。タスクの一部は、Enterprise Vault によって SMTP 設定ウィザードで自動的に実行するか、手動で実行できます。タスクの詳細は、セクション内の説明、または表の[説明]列にある参照先セクションを参照してください。
SMTP アーカイブのどの種類を設定する際も (SMTP ジャーナル、SMTP グループジャーナル、および SMTP メールボックスジャーナル)、手順 1 から手順 7 を実行する必要があります。
Compliance Accelerator のサンプリングに SMTP メッセージを含める場合は、手順 8 が必要です。
手順 9 は、SMTP ジャーナルの設定を完成します。
SMTP グループジャーナルまたは SMTP メールボックスジャーナルを設定する場合は、手順 10 と手順 11 が必要です。
SMTP アーカイブを設定するには、ボルトサービスアカウント、または SMTP 管理者ロールに割り当てられているアカウントを使ってログインする必要があります。 SMTP 管理者ロールには、メッセージ管理者ロールとメイン管理者ロールにも含まれます。
詳しくは『管理者ガイド』の「役割ベースの管理」を参照してください。
表: SMTP アーカイブを設定する手順
手順 | 作業 | 関連情報 |
---|---|---|
手順 1 | SMTP アーカイブ環境を計画します。 設定プロセスを開始する前に、SMTP アーカイブ環境を細かく計画することを強くお勧めします。反対側で参照されるセクションに、重要な考慮事項とベストプラクティスのヒントの一覧を示します。 | 構成の計画を参照してください。 |
手順 2 | サイト内のすべての Enterprise Vault SMTP サーバーを設定します。 | サイトの Enterprise Vault SMTP サーバーの設定を参照してください。 |
手順 3 | SMTP アーカイブタスクを作成し、SMTP 保存フォルダを設定します。 SMTP アーカイブタスクは、反対側のセクションの説明に従って手動で追加するか、SMTP ルーティングアドレスの初回作成時に自動的に追加されるように設定できます。 | SMTP アーカイブタスクと保存フォルダの追加を参照してください。 |
手順 4 | 適切な保持カテゴリを設定します。 | 保持カテゴリと保持計画の設定を参照してください。 |
手順 5 | SMTP ポリシーを作成します。 | SMTP ポリシーの作成を参照してください。 |
手順 6 | SMTP ジャーナルまたは SMTP グループジャーナルの SMTP アーカイブ以外のアーカイブを使用する場合は、ターゲットアドレスまたはプロビジョニンググループを設定する前にこれらを作成します。 SMTP ジャーナルの場合は、ルーティングアドレスを作成するときに、新規 SMTP ターゲットウィザードで新しい SMTP アーカイブを作成できます。または、別の種類のアーカイブを先に作成し、ウィザードでそれを選択することもできます。 SMTP グループジャーナルの場合も同様に、プロビジョニンググループウィザードで SMTP アーカイブを作成するか、先に別の種類のアーカイブを作成できます。 SMTP メールボックスジャーナルの場合は、プロビジョニングタスクによって、SMTP メールボックスジャーナルプロビジョニンググループの各メンバーにインターネットメールアーカイブが割り当てられます。SMTP アドレス用のインターネットメールアーカイブがすでにある場合は、そのアーカイブが SMTP ターゲットに自動的にリンクされます。ターゲットアドレス用のインターネットメールアーカイブがない場合は、プロビジョニングタスクによって、アーカイブが自動的に 1 つ作成されます。 | SMTP メッセージのアーカイブの設定を参照してください。 |
手順 7 | SMTP ルーティングアドレスを追加します。 | SMTP ルーティングアドレスの追加を参照してください。 |
手順 8 | Compliance Accelerator を使用する場合は、内部 SMTP ドメインをサイト設定に追加します。 | Compliance Accelerator の追加設定を参照してください。 |
手順 9 | SMTP ジャーナル: SMTP ジャーナルを実装している場合、設定は完了しています。設定を確認することをお勧めします。 手順 10 と 11 はスキップできます。 | SMTP ジャーナルの設定の確認を参照してください。 |
手順 10 | SMTP グループジャーナルと SMTP メールボックスジャーナル: SMTP プロビジョニングタスクを作成します。 SMTP プロビジョニングタスクは、反対側のセクションの説明に従って手動で追加するか、プロビジョニンググループの初回作成時に自動的に作成されるように設定できます。 | SMTP プロビジョニングタスクの追加または削除を参照してください。 |
手順 11 | SMTP グループジャーナルと SMTP メールボックスジャーナル: SMTP グループジャーナルまたは SMTP メールボックスジャーナル用のプロビジョニングに必要なユーザーグループを作成します。 | SMTP プロビジョニンググループについてを参照してください。 |