Enterprise Vault™ SMTP アーカイブの設定
- このマニュアルについて
- Enterprise Vault SMTP アーカイブの概要
- SMTP アーカイブのインストール
- SMTP アーカイブの設定
- SMTP グループまたは SMTP メールボックスジャーナル用のユーザーのプロビジョニング
- SMTP ダッシュボードの使い方
- PowerShell cmdlet
- 付録 A. ターゲットアドレスの書き換えの設定
X-Header について
MTA またはサードパーティアプリケーションを使うと、Enterprise Vault に送信する SMTP メッセージに X-Header を追加できます。メッセージに追加する X-Header の形式は RFC 822 に準拠する必要があります。ASCII 文字以外の文字が X-Header に含まれる場合には、エンコードは RFC 2047 に準拠する必要があります。
Enterprise Vault がこれらのヘッダーを認識し、メッセージのインデックスに追加するには、X-Header をポリシーの X-Header リストに追加します。Enterprise Vault は、大文字と小文字を区別してすべての X-Header の名前と値を扱うので、メッセージに表示されるとおりに X-Header を X-Header リストに追加する必要があります。
処理する X-Header それぞれに、次の情報を指定します。
X-Header 名前。たとえば、X-Company-ID。
X-Header に含まれる値の種類 (文字列、整数、日時)。
X-Header を Enterprise Vault 検索基準の検索可能に追加できるかどうか。
X-Header を検索基準の取得可能で返せるかどうか。
同じ X-Header の複数のインスタンスがメッセージに含まれている場合、Enterprise Vault は最初の値にのみインデックス付けします。同じ X-Header に複数の値を追加する場合は、Enterprise Vault X-Header の X-Kvs-IndexData を使います。
X-Kvs-IndexData を使うと、Enterprise Vault でインデックス付けする任意のカスタムプロパティをメッセージに効率的に追加できます。