Enterprise Vault™ Discovery Accelerator 管理者ガイド
- Discovery Accelerator の概要
- ロールの設定と割り当て
- ケースを使った操作
- レビューマークとタグの設定
- アイテムに自動的にマーク付けまたはタグ付けするルールの使用
- カストディアンマネージャの使用
- アイテムの検索
- Discovery Accelerator を使った検索について
- アドレスマネージャを使った対象電子メールの定義
- Discovery Accelerator 検索スケジュールの作成
- 手動によるアイテムのレビュー
- リサーチフォルダを使った作業
- アイテムのエクスポートと提出物生成
- レポートの作成と表示
- 拡張レポート
- 利用可能な Discovery Accelerator のレポート
- OData Web サービスを介したレポートへのアクセス
- 付録 A. Discovery Accelerator 検索で使う Enterprise Vault のプロパティ
- 付録 B. トラブルシューティング
- カストディアンマネージャに関する問題
同じ対話のすべてのアイテムの検索
分析に対して有効なケースの場合、Discovery Accelerator はデータを取り込むときにケースのアイテムを分析します。この分析が完了すると、現在の件名と同じ件名があるすべてのアイテムを簡単に検索できます。
対話分析は主としてメールアイテムの件名に基づきますが、分析には対話を定義するその他のメールの属性も含まれます。対話分析のために、Discovery Accelerator はメールの件名を正規化して電子メールクライアントが追加した接頭辞を削除します。たとえば、[RE:]、[Re:]、[Fwd:]、[Antwort:]などは削除されます。正規の状態に戻された後は、Discovery Accelerator に同じ対話の一部と判断されるようにメッセージには同じ件名を使う必要があります。
Outlook 2003 以降で生成されたメッセージでは、対話分析で対話階層を作成することもできます。Outlook 2003 よりも前の Outlook クライアントのアイテムは、階層化されていない一覧でグループ化されます。
対話分析では、「Hello」のように頻繁に使われる電子メールの件名を持つ対話が多く見つかることがあります。この場合、対話ウィンドウには複数の対話のすべての結果が表示され、各対話の階層の最上位アイテムも表示されます。対話には、階層の最上位アイテムを 1,000 まで表示できます。
同じ対話のすべてのアイテムを検索する方法
- レビューペインで、すべての関連するアイテムを検索するアイテムを選択します。
- アイテムを右クリックして[対話の表示]をクリックします。
Discovery Accelerator は別の対話ウィンドウの関連するアイテムをリストします。ウィンドウで、アイテムは送信者か日付によって、また可能な限り、アイテム階層の場所によってソートされます。未レビューアイテムは太字で表示されます。
メモ:
ケースまたはフォルダの分析データの取り込みが完了するまで、対話ウィンドウには対話の一部のアイテムが表示されないことがあります。分析データの取り込みが完了した場合でも、Discovery Accelerator によってデータが取り込まれなかったアイテムは対話分析の結果に含まれません。
- 対話ウィンドウの機能を使ってアイテムを処理します。たとえば、アイテムにマークとタグを適用したり、印刷可能バージョンを表示したり、アイテムをダウンロードまたはコピーできます。