Veritas InfoScale™ Operations Manager 7.4 インストール/設定ガイド

サポートされる仮想化技術について

VMware ESX の検出では、指定された制御ホストがデータセンターの VMware vCenter サーバーを検出します。この検出によって、VMware vCenter サーバーが管理する ESX サーバーと、ESX サーバーで設定されている仮想マシンが表示されます。

Solaris ゾーン検出では、Solaris の管理対象ホストにインストールされた VRTSsfmh パッケージ内に存在するゾーンエージェントレットが、ホストに対して設定されているグローバルゾーンを検出します。この検出によって、グローバルゾーン上に設定された非グローバルゾーンが表示されます。

Sun LDom の検出では、Solaris 管理対象ホストにインストールされた VRTSsfmh パッケージ内に存在する LDom エージェントレットがホストに設定されている LDom サーバーを検出します。この検出によって、LDom サーバーで設定された LDom クライアントが表示されます。

論理パーティション（LPAR）検出では、Veritas InfoScale Operations Manager は HMC（Hardware Management Console）、LPAR クライアントにインストールされた VRTSsfmh パッケージ、または VIO サーバーに DMP の一部としてインストールされた VRTSsfmh パッケージを使うことができます。制御ホストは HMC 検出で必要です。

Microsoft Hyper-V 検出では、Veritas InfoScale Operations Manager は（VRTSsfmh パッケージがある）Hyper-V サーバーと、そのサーバーと Hyper-V 仮想マシンとの関連付けを検出します。また、ゲストにプロビジョニングされたストレージと、そのストレージと仮想マシンや Hyper-V サーバーとの関連付けも検出します。Hyper-V ゲストは（エージェントまたはエージェントレスオプションを使って）Veritas InfoScale Operations Manager 管理サーバードメインに追加された場合に、ストレージマッピングの検出を行います。

カーネルベースの仮想マシン（KVM）の検出では、KVM モジュールがインストールされていて、仮想化サーバー（KVM サーバー）上で設定されている場合に、Veritas InfoScale Operations Manager は Linux ホスト上の KVM 仮想マシンを検出します。Veritas InfoScale Operations Manager は、KVM 仮想マシンについてのみ基本情報を検出します。たとえば、仮想マシン名、CPU などです。