Veritas InfoScale™ Operations Manager 7.4 インストール/設定ガイド

仮想 IP と仮想ホスト名は、高可用性環境とディザスタリカバリ環境に Veritas InfoScale Operations Manager をインストールして使うために使用できます。 この IP は SFM_Services_IP の VCS で利用、設定されるものです。その他のアプリケーションとの共有はしないでください。

Storage Foundation HA 5.x 以降と VCS クラスタが、ローカルサイト（サイト A）で Node1 と Node2 として指定するホストと、リモートサイト（サイト B）で Node3 と Node4 として指定するホストにインストールされている。また、サイト A の Node1 とサイト B の Node3 はプライマリノードとなります。非対称ノードを使用する HADR 設定の場合、1 つのノードだけがリモートサイトで設定されます（Node3）。

サイト A とサイト B で、VCS のグローバルクラスタオプション（GCO）が有効になっています。GCO の有効化について詳しくは、『Cluster Server 管理者ガイド』を参照してください。

Volume Replicator（VVR）は VxVM レベルのサイト A とサイト B で設定されます。 VVR の設定について詳しくは、『Veritas Volume Replicator 管理者ガイド』を参照してください。

高可用性環境で Veritas InfoScale Operations Manager を設定するすべてのノードで、同期した世界協定時（UC/UTC）を報告する必要がある。

データベースの場所を指定する必要がある。デフォルトのデータベースの場所 /var/opt/VTRSsfmcs/db を使うか、または別の場所を指定できる。デフォルトのデータベースの場所以外の場所を指定する場合、それがフェールオーバーのために使われる共有ファイルシステムに含まれていないことを確認する必要があります。後で、Veritas InfoScale Operations Manager DR スクリプトはデータベースを共有ファイルシステムに移動します。

DNS エージェントを使わない場合、/etc/hosts ファイルにホスト名を追加する必要があります。

サイト A とサイト B で作成される SFM_Services と SFM_SStore 基本サービスグループには、SFM_SStore_IP を除き、必ず類似する属性と値が含まれる。

GCO IP と SFM_Services_IP に異なる仮想 IP アドレスを使う。

サイト A とサイト B の全ドメインで同じ仮想ホスト名が使われる必要がある。

SFM_Services 基本サービスグループは 2 つのクラスタ間でグローバルサービスグループとして設定されている必要がある。

ディザスタリカバリスクリプトを実行する前に、SFM_SStore サービスがいずれかのノードでオンラインです。

すべてのノード上で同じ名前の Storage Foundation ディスクグループ、ファイルシステム、ボリュームをデータのために作成する必要がある。VxVM と VxFS を使って、ファイルシステムとボリュームを作成します。高可用性環境で Veritas InfoScale Operations Manager データベースを設定するために、ディスクグループ、ファイルシステム、ボリュームが使われます。

ディスクグループとボリュームの作成について詳しくは、『Veritas Storage Foundation 管理者ガイド』を参照してください。