Veritas NetBackup™ トラブルシューティングガイド
- 概要
- トラブルシューティングの手順
- NetBackup の問題のトラブルシューティング
- vnetd プロキシ接続のトラブルシューティング
- セキュリティ証明書失効のトラブルシューティング
- NetBackup のホスト名およびサービスエントリの検証
- 凍結されたメディアのトラブルシューティングについての注意事項
- NetBackup Web サービスの問題のトラブルシューティング
- PBX の問題の解決
- リモートホストの検証に関する問題のトラブルシューティング
- 自動イメージレプリケーションのトラブルシューティングについて
- NetBackup ユーティリティの使用
- ディザスタリカバリ
- UNIX および Linux のディスクリカバリ手順について
- UNIX および Linux のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
- Windows のディスクリカバリ手順について
- Windows のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
- NetBackup カタログのリカバリについて
- NetBackup カタログのリカバリと OpsCenter について
- NetBackup カタログ全体のリカバリについて
- NetBackup カタログイメージファイルのリカバリについて
- NetBackup リレーショナルデータベースのリカバリについて
ホストの CRL が証明書失効のトラブルシューティングに与える影響
各 NetBackup ホストは定期的に最新の証明書失効リストを取得します。ホストの証明書失効リストが最新の場合、ジョブのエラーメッセージと状態コードは正確であり、信頼できます。同様に、NetBackup 監査メッセージは正確であり、信頼できます。
しかし、CRL が最新でない場合は、ジョブのエラーがネットワークエラーとして表示されることがあります。NetBackup のジョブの詳細を確認するだけでなく、コマンド出力を確認してエラーを特定する必要があることがあります。
このコンテキストで、最新とは、失効した証明書のある NetBackup ホストがすべて CRL に含まれていることを意味します。NetBackup ホストの CRL は、マスターサーバーの CRL ほど新しくない場合があります。ただし、CRL が取得されてから失効したホストがない場合、CRL は最新です。
マスターサーバーの CRL は 60 分ごと、または失効後 5 分以内に生成されます。裏を返せば、他の NetBackup ホストがマスターサーバーから新しい CRL を要求する間隔はより長い場合があります。各 NetBackup ホストは、CRL が更新されたときにのみ、新しい証明書の失効について学習します。
[証明書配備のセキュリティレベル (Security level for certificate deployment)]の設定は、すべての NetBackup ホストの CRL 更新間隔を決定します。すべての NetBackup ホストは同じ時間間隔で CRL を更新しますが、各ホストが新しい CRL を要求するタイミングはさまざまです。
NetBackup 管理コンソールの[セキュリティ管理 (Security Management)]でセキュリティ設定を確認します。
CRL とグローバルセキュリティ設定について詳しくは『NetBackup セキュリティ暗号化ガイド』を参照してください。