Veritas NetBackup™ トラブルシューティングガイド
- 概要
- トラブルシューティングの手順
- NetBackup の問題のトラブルシューティング
- vnetd プロキシ接続のトラブルシューティング
- セキュリティ証明書失効のトラブルシューティング
- NetBackup のホスト名およびサービスエントリの検証
- 凍結されたメディアのトラブルシューティングについての注意事項
- NetBackup Web サービスの問題のトラブルシューティング
- PBX の問題の解決
- リモートホストの検証に関する問題のトラブルシューティング
- 自動イメージレプリケーションのトラブルシューティングについて
- NetBackup ユーティリティの使用
- ディザスタリカバリ
- UNIX および Linux のディスクリカバリ手順について
- UNIX および Linux のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
- Windows のディスクリカバリ手順について
- Windows のクラスタ化された NetBackup サーバーのリカバリについて
- NetBackup カタログのリカバリについて
- NetBackup カタログのリカバリと OpsCenter について
- NetBackup カタログ全体のリカバリについて
- NetBackup カタログイメージファイルのリカバリについて
- NetBackup リレーショナルデータベースのリカバリについて
NetBackup サポートユーティリティ (nbsu) の出力
デフォルトでは、nbsu コマンドは、nbsu 実行可能ファイルと同じディレクトリに、出力を圧縮ファイルとして作成します。コマンド出力の形式は次のとおりです。
NBSU_hostname_role_mmddyyyy_timestamp.extension
次に例を示します。
UNIX および Linux の場合: NBSU_mylinuxvm_master_11072017_152100.tgz
Windows の場合: NBSU_mywindowsvm_master_11072017_152100.cab
nbsu を実行する NetBackup 環境によって、nbsu が作成する特定のファイルが決定されます。 nbsu は、オペレーティングシステムおよび NetBackup のバージョンと構成に適切な診断コマンドだけを実行します。 nbsu は、実行する診断コマンドごとに個別のファイルにコマンド出力を書き込みます。 通常、各出力ファイルの名前には、nbsu が出力を取得するために実行したコマンドの情報が反映されます。たとえば、nbsu が NetBackup の bpplclients
コマンドを実行した場合は NBU_bpplclients.txt ファイル、オペレーティングシステムの set
コマンドを実行した場合は OS_set.txt ファイルが作成されます。
各出力ファイルの先頭には、nbsu が実行したコマンドを識別するヘッダーがあります。ファイルに複数のコマンドからの出力が含まれている場合、出力のヘッダーに[internal procedure]と示されます。
次に、bpgetconfig コマンドの nbsu 出力ファイルの一部の例を示します。STDERR はコマンドの出力として表示され、出力ファイルにキャプチャされます。終了状態は、次のように出力ファイルに出力されます: Exit status: <exit status code>
#######Command used: /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bpgetconfig -g sivbl17.rmnus.sen.symantec.com -L####### Client/Master = Master NetBackup Client Platform = Linux, RedHat2.6.18 NetBackup Client Protocol Level = 8.1.0 Product = NetBackup Version Name = 8.1 Version Number = 810000 NetBackup Installation Path = /usr/openv/netbackup/bin Client OS/Release = Linux 3.10.0-229.el7.x86_64 Exit status: 0 #######Command used: /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/bpgetconfig####### SERVER = sivbl17.rmnus.sen.symantec.com WEB_SERVER_CONNECTION_TIMEOUT = 30 WEB_SERVER_TUNNEL_USE = AUTO WEB_SERVER_TUNNEL_ENABLED = YES WEB_SERVER_TUNNEL TRUSTED_MASTER KNOWN_MASTER MASTER_OF_MASTERS USEMAIL = BPBACKUP_POLICY = any BPBACKUP_SCHED = any Exit status: 0
nbsu が実行されているホストで、サポートされているアーカイブプログラムが使用できる場合、nbsu によって複数の出力ファイルが 1 つのアーカイブファイルにまとめられます。 サポートされている圧縮ユーティリティが使用できる場合、nbsu によってアーカイブファイルが圧縮されます。いずれも使用できない場合、個々の出力ファイルはアーカイブも圧縮もされません。
nbsu によって作成された圧縮アーカイブファイルの例を次に示します。
/usr/openv/netbackup/bin/support/NBSU_host1_master_01172018_220505.tgz
ここで、host1 は nbsu が実行されたホストの名前です。master は、このホストが NetBackup マスターサーバーであることを示しています。日付は mmddyyyy
の形式のファイル名で埋め込まれます。
nbsu は、アーカイブには tar、圧縮には gzip をサポートしています。