Enterprise Vault™ レポート
- 本書について
- Enterprise Vault Reporting の概要
- Enterprise Vault Reporting の実装の概要
- Enterprise Vault Reporting のインストール
- Enterprise Vault Reporting の設定
- FSA Reporting の設定
- FSA Reporting 用プロキシサーバーの準備
- レポートへのアクセス
- FSA Reporting の管理
- FSA Reporting 用データベースの保守
- Enterprise Vault Reporting のトラブルシューティング
- 付録 A. レポートの概要
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
- [アーカイブ済みアイテムのアクセス傾向]レポート
- FSA Reporting のデータ分析レポート
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
FSA レポート用データベースの保守について
FSA レポート用データベースの初期サイズは次のとおりです。
データデバイス | 100 MB |
トランザクションログ | 80 MB |
合計 | 180 MB |
最新情報や傾向に関連する情報を保持しながら、データベースの履歴テーブルを管理可能なサイズに保つために、各 FSA レポートデータベースを定期的に調整する必要があります。Enterprise Vault には、この目的のために調整ユーティリティが用意されています。バッチファイルを実行すると、指定期間を過ぎたデータは削除されますが、傾向レポート用のデータは保持されます。
FSA レポートには、古いデータをデータベースのメインテーブルから履歴テーブルに移動する SQL パージジョブも含まれています。 パージジョブは、メインテーブルを適切なサイズに維持するのに役立ちます。これにより、FSA レポートはレポートを迅速に生成できます。
メモ:
パージジョブは、メインテーブルをパージするだけです。履歴テーブルを調整するには、定期的に調整バッチファイルを実行する必要があります。
パージジョブの移動操作には、1 分程度から数時間(移動するデータが大量にある大規模データベースの場合)を要する場合があります。Enterprise Vault は、SQL 移動操作の実行中、FSA レポート用データベースをパージジョブ保守モードにします。 タイムアウト期間が経過している場合を除いて、データベースがパージジョブ保守モードにある間、FSA レポート Web サービスはデータベースへのデータのアップロードを中断します。
デフォルトでは、FSA レポート用データベースのパージジョブは、毎日午後 9 時に実行されます。必要であればこのスケジュールを変更できます。
FSA レポート用データベースのパージジョブスケジュールの変更
何らかの理由でジョブが一時自動的に実行されない場合は、パージジョブを手動で実行できます。