Enterprise Vault™ レポート
- 本書について
- Enterprise Vault Reporting の概要
- Enterprise Vault Reporting の実装の概要
- Enterprise Vault Reporting のインストール
- Enterprise Vault Reporting の設定
- FSA Reporting の設定
- FSA Reporting 用プロキシサーバーの準備
- レポートへのアクセス
- FSA Reporting の管理
- FSA Reporting 用データベースの保守
- Enterprise Vault Reporting のトラブルシューティング
- 付録 A. レポートの概要
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
- [アーカイブ済みアイテムのアクセス傾向]レポート
- FSA Reporting のデータ分析レポート
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
FSA Reporting のデータコレクションパラメータの修正
いくつかのパラメータの値を変更して、FSA レポートのために Enterprise Vault ファイルコレクションサービスによって収集されるデータを決定することができます。次のことを決定できます。
重複ファイルに関するレポートのデータをファイルコレクションサービスによって収集するかどうか。
非アクティブなファイルに関する 3 つのレポートで選択可能な休止期間のオプション。
[ボリュームごとの最もサイズの大きいファイル]レポートで使われるパラメータ。
メモ:
設定値の変更は、スキャン時間の増加と FSA Reporting 用データベースのサイズの増加という結果になることがあります。
これらのパラメータの値のいずれかを変更するには、Enterprise Vault ディレクトリデータベースの SQL Server の [FSAReportingConfiguration]テーブルでパラメータ値を編集する必要があります。
メモ:
データベーステーブルを編集する場合は十分に注意してください。変更を行う前にデータベースのバックアップを取ってください。
表: 「EnterpriseVaultDirectory」データベースの[FSAReportingConfiguration]テーブルで編集可能なパラメータ は値を変更することができるパラメータの詳細をリストします。
表: 「EnterpriseVaultDirectory」データベースの[FSAReportingConfiguration]テーブルで編集可能なパラメータ
パラメータ | 説明 | 設定されている値 (単位) |
---|---|---|
CheckDuplicates | 次の重複ファイルに関するレポートのデータをファイルコレクションサービスによって収集するかどうかを決定するブール値。
これらのレポートのデータはファイルコレクションサービスによってデフォルトでは収集されません。このデータを収集すると、ファイルコレクションサービスのパフォーマンスが少し低下します。 重複ファイルに関するレポートのデータを収集する場合は、このパラメータを[True]に設定します。 | False |
DAYSOLD | ファイルコレクションサービスによって非アクティブなファイルに関する 3 つのレポートのデータが収集される期間(日数)のリスト。このリストによって、レポートの実行時の[間隔]入力パラメータのオプションが定義されます。 このリストには、カンマで区切った値を昇順で最大 10 個含めることができます。 | 90、180、365、730 (日) |
MBLarge | Enterprise Vault によって[ボリュームごとの最もサイズの大きいファイル]レポートに含められる最小ファイルサイズを定義するサイズ (MB)。 最小サイズを設定しない場合は、0 の値を入力します。 | 1024 (MB) |
TopFiles | [ボリュームごとの最もサイズの大きいファイル]レポートに表示されるファイルの数。 この値を変更するには、0 から 100 の範囲の数値を入力します。 値を 0 に設定すると、レポートのデータは FSA Reporting によって収集されません。 メモ: ボリューム内にある MBLarge 以上のサイズのファイルの数が TopFiles 値よりも少ない場合は、TopFiles 値よりも少ない数のファイルがレポートに一覧表示されます。 | 10 (ファイル) |
FSA Reporting のデータコレクションパラメータを修正する方法
- SQL Server Management Studio を起動します。
- [EnterpriseVaultDirectory] データベースのコンテナを展開します。
- [FSAReportingConfiguration]テーブルを右クリックして[上位 n 行の編集]を選択します。
- 必要に応じて、適切なパラメータの値を変更します。
- 変更を保存し、SQL Server Management Studio を終了します。
パラメータの値のいずれかを変更したら、次のとおり行います。
Windows ファイルサーバーの場合、Enterprise Vault ファイルコレクションサービスを再起動します。
FSA Reporting 用プロキシサーバーが Windows ファイルサーバーのアーカイブ対象または Windows コンピュータである Windows 以外のファイルサーバーの場合、プロキシサーバーで Enterprise Vault ファイルコレクションサービスを再起動します。
FSA Reporting 用プロキシサーバーが Enterprise Vault サーバーである Windows 以外のファイルサーバーの場合、プロキシサーバーで Enterprise Vault の管理サービスを再起動します。