Enterprise Vault™ レポート
- 本書について
- Enterprise Vault Reporting の概要
- Enterprise Vault Reporting の実装の概要
- Enterprise Vault Reporting のインストール
- Enterprise Vault Reporting の設定
- FSA Reporting の設定
- FSA Reporting 用プロキシサーバーの準備
- レポートへのアクセス
- FSA Reporting の管理
- FSA Reporting 用データベースの保守
- Enterprise Vault Reporting のトラブルシューティング
- 付録 A. レポートの概要
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
- [アーカイブ済みアイテムのアクセス傾向]レポート
- FSA Reporting のデータ分析レポート
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
[アイテムのアーカイブ率]レポート
Enterprise Vault Reporting のレポートは Enterprise Vault が各指定期間 (時間、日、月、または年) にアーカイブしたアイテムのデータを提供します。データには、アーカイブされたアイテムの数、アイテムのサイズ情報、節約された領域が含まれています。指定のボルトストア、またはサイトのすべてのボルトストアのレポートを生成できます。
Enterprise Vault Reporting は指定する終了日と開始日に UTC 時間を使います。しかしレポートは、Microsoft SQL Server Reporting Services を実行するコンピュータで設定されるタイムゾーンによって決定される現地時間で結果を表示します。たとえば、時間単位の粒度を選択し、2010 年 7 月 11 日という開始日と 2010 年 7 月 12 日という終了日を選択したと仮定します。この場合、Enterprise Vault Reporting は 2010 年 7 月 11 日 12:00 AM(UTC)から 2010 年 7 月 12 日 12:00 AM(UTC)の 24 時間、ボルトストアから概略データを収集します。その後、Enterprise Vault Reporting はその期間の毎時間のデータを示しますが、表示は SSRS コンピュータの現地時間です。
表: レポートの入力パラメータ に、このレポートに指定するパラメータを示します。
表: レポートの入力パラメータ
パラメータ | 指定内容 |
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サイト名 | Enterprise Vault サイトを選択します。 |
ボルトストア | ボルトストアまたは[<すべて>]を選択します。 |
粒度 | [時間単位]、[日単位]、[月単位]、[年単位]から選択します。 |
開始年、開始月、開始日 | データを取得する期間の開始日を指定します。 選択できる最も古い開始日は選択した粒度によって次のとおり決まります。
|
終了年、終了月、終了日 | データを取得する期間の終了日を指定します。 |
「表: レポート出力」に、このレポートに表示される情報を示します。情報は、指定した期間が時間、日、月、年単位で表示されます。
表: レポート出力
項目 | 説明 |
---|---|
粒度 の初め | この行には、[時間の初め]、[年の初め]など、この時点から開始したサブ期間が示されます。 |
アーカイブされたアイテム | アーカイブされたアイテムの数。 |
アーカイブ済みの合計サイズ (MB) | アーカイブ内のアーカイブされたすべてのアイテムの合計圧縮サイズ (MB)。 |
アーカイブ済みの平均サイズ (MB) | アーカイブ内のアーカイブされたすべてのアイテムの平均圧縮サイズ (MB)。 |
アーカイブ済みの元の合計サイズ (MB) | アーカイブされたすべてのアイテムの元の合計サイズ (MB)。 |
アーカイブ済みの元の平均サイズ (MB)。 | アーカイブされたすべてのアイテムの元の平均サイズ (MB)。 |
圧縮によって節約された容量 (MB) | アーカイブ内の圧縮によって確保された領域 (MB)。 |
圧縮により節約された容量の割合 | アーカイブ内の圧縮によって確保された領域の割合。 |