Enterprise Vault™ レポート
- 本書について
- Enterprise Vault Reporting の概要
- Enterprise Vault Reporting の実装の概要
- Enterprise Vault Reporting のインストール
- Enterprise Vault Reporting の設定
- FSA Reporting の設定
- FSA Reporting 用プロキシサーバーの準備
- レポートへのアクセス
- FSA Reporting の管理
- FSA Reporting 用データベースの保守
- Enterprise Vault Reporting のトラブルシューティング
- 付録 A. レポートの概要
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
- [アーカイブ済みアイテムのアクセス傾向]レポート
- FSA Reporting のデータ分析レポート
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
FSA レポートのレポートにある特定のファイルの種類のデータの取得
次の FSA レポートのデータ分析レポートには、ファイルグループとファイルの種類についてのデータが含まれています。
サーバー上のファイルグループの領域使用量
ファイルグループの領域使用量の概略
サーバー上のファイルグループごとの非アクティブなファイル
アーカイブポイント上のファイルの領域使用量 ([アーカイブポイントの領域使用量の概略]レポートからアクセス)
Enterprise Vault 8.0 SP3 以降、これらのレポートには、スキャン実行時にファイルグループ内に含まれているファイルの種類ごとにのみ個別のデータが表示されます。FSA レポートは、どのファイルグループにも含まれていないファイルの種類について集約したデータを結合します。レポートでは、この結合データは[ファイルグループ]列の[その他]のエントリの[misc]というファイルの種類として表示されます。
メモ:
FSA レポートでは、ファイル名の末尾から最初のピリオドを検索してファイルの種類を判別します。たとえば、FSA レポートでは、abcd.ef.ghi
という名前のファイルの種類は .ghi
であると分類します。
たとえば、次を含むボリュームで FSA レポートスキャンを実行したとします。
ファイルの種類は
*.doc
と*.xls
で、ファイルグループは「Office Files」。ファイルの種類は
*.001
、*.002
、*.003
で、どのファイルグループにも含まれていない。
この場合、レポートには、ファイルグループ「Office Files」のデータにファイルの種類が *.doc
と *.xls
のデータが個別に表示されます。[ファイルグループ]列の[その他]のエントリを展開し、[ファイルの種類]列の[misc]のデータを表示すると、ファイルの種類 *.001
、*.002
、*.003
の結合データを表示できます。
メモ:
ファイルグループ内で 1000 を超えるファイルの種類を指定すると、管理コンソールによって警告メッセージが表示されます。このように多くのファイルの種類のデータを管理すると、FSA レポートのパフォーマンスが低下する場合があります。警告メッセージでは、FSA レポートを使う場合はファイルの種類の数を減らすように指示されます。
FSA レポートのレポートにある特定のファイルの種類のデータを取得する方法
次のいずれかの操作を行います。
ファイルの種類が既存のファイルグループに含まれていることを確認します。
または、新しいファイルグループを作成し、ファイルの種類を新しいファイルグループに含めます。
- ファイルサーバーの新しい FSA レポートスキャンが完了するまで待ちます。