Enterprise Vault™ レポート
- 本書について
- Enterprise Vault Reporting の概要
- Enterprise Vault Reporting の実装の概要
- Enterprise Vault Reporting のインストール
- Enterprise Vault Reporting の設定
- FSA Reporting の設定
- FSA Reporting 用プロキシサーバーの準備
- レポートへのアクセス
- FSA Reporting の管理
- FSA Reporting 用データベースの保守
- Enterprise Vault Reporting のトラブルシューティング
- 付録 A. レポートの概要
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
- [アーカイブ済みアイテムのアクセス傾向]レポート
- FSA Reporting のデータ分析レポート
- Enterprise Vault Reporting の処理レポート
FSA Reporting の一時ファイルの格納場所の設定
FSA Reporting によって一時ファイルが対象ファイルサーバーに作成され、FSA レポートのスキャンデータが保存されます。大量のファイルが含まれているファイルサーバーでは、これらの一時ファイルが非常に大きくなる場合があります。
FSA Reporting では、一時ファイルがデフォルトで Enterprise Vault インストールフォルダの[FSAReports]
サブフォルダに格納されます。多くの場合、このインストールフォルダはドライブ C に存在しますが、ドライブ C は通常、領域に限度があります。インストールドライブのすべての領域が一時ファイルでいっぱいになると、パフォーマンスの問題または応答の停止がコンピュータで発生する場合があります。インストールドライブに一時ファイル用の領域が十分にない可能性が高い場合は、格納場所を十分な空き領域があるドライブに再配置します。
格納場所へのパスは TempFilePath レジストリ値により指定します。
FSA Reporting の一時ファイルの格納場所を設定する方法
- 十分な空き領域があるドライブ上に適切な場所を作成し、ボルトサービスアカウントにその場所への書き込みアクセス権を付与します。
メモ:
パスは、空白を含めて 100 文字以内にする必要があります。
- Windows ファイルサーバーの場合は、ファイルサーバーでレジストリエディタを起動します。
NetApp Filer または Celerra/VNX デバイスの場合は、FSA Reportingプロキシサーバーとして動作するサーバーでレジストリエディタを起動します。
- 次のレジストリキーに移動します。
32 ビット版 Windows でのインストール:
HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE \KVS \Enterprise Vault \FSA \Reporting
64 ビット版 Windows でのインストール:
HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE \Wow6432Node \KVS \Enterprise Vault \FSA \Reporting
- TempFilePath レジストリ値を編集して、手順 1 で選択した既存のパスを指定します。
TempFilePath で指定するパスは、空白を含めて 100 文字以内にする必要があります。
Enterprise Vault によって、
TempFilePath
で定義されたパスに FSAReports というサブフォルダが作成され、一時ファイルが保持されます。 - レジストリエディタを終了します。
- Windows ファイルサーバーで Enterprise Vault ファイルコレクションサービスを再起動します。
NetApp filers と Celerra/VNX デバイスの場合は、レジストリ値を変更した Enterprise Vault サーバーで Enterprise Vault 管理サービスを再起動します。