Backup Exec 23 管理者ガイド

チューニングシナリオ

次のシナリオでは、デフォルトパラメータのチューニングが必要になる場合があります。

ジョブのチューニングパラメータ

バックアップジョブの速度が予想よりも遅い場合は、ストリーム数の設定または o365_settings.conf ファイルのパラメータを一部変更します。新しい値が有効な場合は、後続のジョブのためにその値を保持できます。

これらの値を変更すると、Microsoft 社からのスロットルが増加する場合があります。これらのパラメータを設定するときに、バックアップジョブで構成された並列ストリームを考慮してください。単一のサイトをバックアップする場合は、これらのパラメータに高い値を設定できます。複数のサイトを並列でバックアップする場合 (たとえば、並列ストリームが 10 以上に設定されている場合)、値は小さくする必要があります。

デフォルトのパス:

C:\Program Files\Veritas\Backup Exec\SCFPlugins\O365\o365_settings.conf

SharePoint の場合は、[sharepoint] という名前のセクションを参照してください。

失敗の原因として、次のことが考えられます。

バックアップ中にスロットルされたアイテムは、次回のバックアップで選択されます。要求の数を減らし、再試行回数を増やすと、エラーを減らすのに役立ちます。

次のパラメータを減らすことができます。

# Number of threads per stream (minimum - 1, maximum - 50) 
# backup_num_threads = 3

次のパラメータを増やすことができます。

# backoff time when requests fail during backup
(minimum - 10, maximum - 60) 
#backup_backoff_secs = 30

# Number of retries when requests fail during backup
(minimum - 0, maximum - 20) 
#backup_retry_count = 5

失敗の原因として、次のことが考えられます。

要求の数を減らし、再試行回数を増やすと、エラーを減らすのに役立ちます。

次のパラメータを減らすことができます。

# Number of threads per stream (minimum - 1, maximum - 25) 
# restore_num_threads = 5

次のパラメータを増やすことができます。

# backoff time when requests fail during restore
(minimum - 1, maximum - 60) 
#restore_backoff_secs = 30

# Number of retries when requests fail during restore
(minimum - 0, maximum - 20) 
#restore_retry_count = 5