Backup Exec 23 管理者ガイド

重複排除用ストレージを古いバージョンから新しいバージョンに変換するには

1. アップグレードを開始する前に、重複排除データのコピーを作成することをお勧めします。
2. 次の項目を満たしていることを確認します。

   • 重複排除用ストレージフォルダが存在するボリュームに 12% 以上の空き領域がある。

   • 重複排除サービスが実行されている。

   • Windows Hotfix がインストールされている。

   Backup Exec のインストールまたはアップグレード前の環境チェックの実行を参照してください。

3. ボリュームの空き領域を増やす必要がある場合は、pdde_gc.exe ツールを使用してストレージ領域を解放できます。利用可能な空き領域が十分ある場合は、次の手順に進みます。

   pdde_gc.exe を実行するには、次の手順を実行します。

   • Backup Exec メディアから ISO をマウントするか、以前のバージョンの Backup Exec をアップグレードします。メディア上では、ツールは <mounted-path>\BE\WinNT\Install\PDDEMigration にあります。

   • コマンドラインで、pdde_gc.exe をパラメータなしで実行します。

   空き領域を増やす必要がある場合は、次のオプションのいずれかを試すことができます。

   • Backup Exec コンソールを使用して、重複排除用ストレージ上のバックアップセットを期限切れにします。

   • CR キュー処理を 2 回実行します。

   • pdde_gc.exe ツールを再度実行します。

4. Backup Exec を最新バージョンにアップグレードします。

   Backup Exec をアップグレードすると、重複排除用ストレージの古いバージョンから新しいバージョンへの変換が開始されます。既存の重複排除データは、新しい形式に変換されます。変換プロセスの間、重複排除用ストレージはオフラインのままです。重複排除用ストレージの変換中、進行中の重複排除ジョブは失敗し、他のストレージを対象とするジョブは実行を継続します。

   Backup Exec コンソールには、変換プロセスが開始したことを示す通知が表示されます。変換に必要な時間に応じて、変換の進行状況を示す通知が 15 分ごとに表示されます。変換が正常に完了した場合、再開した場合、または失敗した場合にも通知は表示されます。

5. 変換が成功すると、Backup Exec サービスを再起動するためのプロンプトが Backup Exec コンソールに表示されます。

   ［OK］をクリックすると、［Backup Exec サービス］ダイアログボックスが表示されます。［すべてのサービスを再起動］をクリックします。

   オプションで、Backup Exec 管理コンソールで［Backup Exec］ボタンをクリックし、［構成と設定］を選択し、［Backup Exec サービス］を選択して、［すべてのサービスを再起動］をクリックします。

   変換が失敗した場合は、新しい重複排除形式に手動でデータを変換できます。データを手動で変換する方法については、次のセクションを参照してください。

   ???を参照してください。

   サーバーの再起動が原因で変換に失敗した場合は、サービスの再起動が完了した後に変換が再開されます。