Backup Exec 23 管理者ガイド

Agent for Microsoft Active Directory の次の必要条件を確認してください。

• Agent for Windows は、Active Directory がインストールされているコンピュータにインストールする必要があります。

• Agent for Microsoft Active Directory における特定のオペレーティングシステムの必要条件については、Backup Exec ソフトウェア互換性リストを参照してください。

• バックアップジョブのプロパティで、［Backup Exec Granular Recovery Technology (GRT) を使用して、Active Directory のバックアップで個々のオブジェクトのリストアを有効にする (読み取り専用ドメインコントローラではサポートしない)］オプションが選択されていることを確認します。デフォルトでは、このオプションが選択されています。このオプションは、Active Directory と ADAM/AD LDS の完全バックアップから個々の属性とプロパティをリストアできるようにするために選択する必要があります。

• Windows 2012 R2 以降で Active Directory アプリケーションサーバーの GRT 対応バックアップを実行するには、次の手順を実行します。

  • ディスクストレージを対象にしたジョブの場合、Backup Exec サーバーは、Microsoft Windows オペレーティングシステムの同じバージョンまたはそれ以降のバージョンを実行している必要があります。

  • テープストレージを対象にしたジョブの場合、Hyper-V ホストまたは同等のホストサーバーは、Microsoft Windows オペレーティングシステムの同じバージョンまたはそれ以降のバージョンを実行している必要があります。

Agent for Microsoft Active Directory を使用したバックアップジョブから個別のオブジェクトと属性をリストアするための必要条件は、次のとおりです。

• ADAM/AD LDS または (Active Directory がインストールされた) Windows のシステム状態の完全モードバックアップを所有している必要があります。

• リストアジョブを実行する Backup Exec サーバーで、ミニフィルタドライバをサポートするバージョンの Windows オペレーティングシステムを使用する必要があります。

• テープからリストアする際に Backup Exec でリストア対象のオブジェクトおよび属性を一時的に格納する場所を Backup Exec サーバー上に指定する必要があります。