Backup Exec 23 管理者ガイド

Hyper-V 増分または差分バックアップ設定を設定する方法

1. ［Backup Exec］ボタンをクリックし、［構成と設定］、［Backup Exec の設定］の順に選択します。
2. 左側のペインで［仮想マシン］を選択します。
3. すべての Hyper-V 増分または差分バックアップジョブに使用したい処理方式を選択します。

   適用可能な場合は、Resilient Change Tracking を使用	増分バックアップと差分バックアップの両方を実行したい場合は、このオプションを選択します。RCT が選択されていると、適用可能な場合は RCT が使用されます。これは推奨される方法です。仮想マシンで RCT がサポートされていない場合、選択に応じて標準処理方式、または、より高速な処理方式が使用されます。 メモ: このオプションは、Windows Server 2016 以降が実行されている Hyper-V サーバーにのみ使用できます。 RCT 方式が選択されていない場合、および、Windows Server 2016 以降のホストが検出された場合、Backup Exec は RCT 方式を有効にするように定期的にアラートを送信します。Backup Exec のアラートメッセージを表示しないようにするには、次のレジストリキーを編集してアラートを無効にすることができます。 レジストリの場所: HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Veritas\Backup Exec For Windows\Backup Exec\Server ValueName = SupressRCTAlert 値を 1 に設定すると、アラートが無効になります。
   より高速な処理方式を使用	増分バックアップジョブをできるだけ速く処理し、差分バックアップを実行しない場合はこの方式を選択します。このオプションは差分バックアップをサポートしません。このオプションを選択すると、すべての Hyper-V 差分バックアップは増分バックアップとして処理されます。 メモ: このオプションは、Windows 2012 以降を実行する Hyper-V サーバーにのみ使用できます。サポートされるすべての以前の Windows バージョンに対しては、標準処理方式を使用する必要があります。
   標準処理方式を使用	増分バックアップと差分バックアップの両方を実行したい場合は、このオプションを選択します。

   メモ:

   別のバックアップ処理方式に変更すると、次のジョブは増分または差分バックアップではなく完全バックアップとして実行されます。

   メモ:

   CAS 環境では、処理方式が集中管理サーバーと管理対象 Backup Exec サーバーで異なる場合、ジョブが集中管理サーバーから委任されるときには管理対象 Backup Exec サーバー用に設定された方式が使用されます。

4. ［OK］をクリックします。

VMware と Hyper-V の仮想マシンの検証設定を変更する方法

1. ［Backup Exec］ボタンをクリックし、［構成と設定］、［Backup Exec の設定］の順に選択します。
2. 左側のペインで［仮想マシン］を選択します。
3. ［仮想マシンの最長起動時間を選択します］オプションで、時間を分単位で選択します。

   デフォルトでは、5 分が選択されています。1 から 60 分までの値を選択できます。