Backup Exec 23 管理者ガイド

クラウドインスタンスを作成するには

1. S3 Configurator ユーティリティを開きます。
2. ［Create Cloud Instance］をクリックします。
3. 次のユーザー設定を行います。

   Name	新しいクラウドインスタンスの名前を入力します。クラウドインスタンス名は、Backup Exec の次の要件を満たしている必要があります。 インスタンス名には、文字、数字、ダッシュ (ハイフン) を含めることができます。 インスタンス名をダッシュ (ハイフン) で始めることはできません。 名前が命名規則に準拠していないクラウドインスタンスは、Backup Exec で使用できません。
   Service Host	クラウドインスタンスのサービスホストを指定します。サービスホストは、Backup Exec サーバーで作成されるクラウドインスタンスごとに一意である必要があります。
   SSL Mode	Backup Exec がクラウドストレージサーバーとの通信に使用する SSL モードを指定します。 Full - 認証とデータ転送に SSL を使用します。 Disabled - SSL を使用しません。 AuthenticationOnly - 認証にのみ SSL を使用します。 メモ: ［SSL Mode］は、［Full］または［AuthenticationOnly］に設定することをお勧めします。
   URL Style	クラウドインスタンスの URL 形式を指定します。 Path - パス形式の URL では、バケット名はドメインに含まれません (リージョン固有のエンドポイントを使用しない場合)。 たとえば、米国東部 (バージニア北部) リージョンのエンドポイントのパスは http://s3.amazonaws.com/bucket です。 Virtual - 仮想ホスト形式の URL では、バケット名は URL のドメイン名に含まれます。 例: http://bucket.s3.amazonaws.com Unknown - 値は設定されません。デフォルトでは、URL 規則はパスに設定されています。
   Provider	クラウドインスタンスのプロバイダ名を指定します。 S3 の場合、プロバイダ値は［compatible-with-s3］になり、S3V4 認証の場合、プロバイダ値は［compatible-with-s3-v4］になります。
   Advanced Menu	HTTP または HTTPS のポート番号を変更します。 デフォルトの HTTP 値と HTTPS 値は 80 と 443 です。

4. ［Execute Command］をクリックします。

   BEMCLI 出力がコマンドラインに表示されます。コマンドが正常に実行され、クラウドインスタンスが作成された場合は、Backup Exec ユーザーインターフェースに移動してクラウドストレージを作成します。

   Name            : cloud_instance_2
   Id              : f3f51615-80c5-4cee-b7dc-b12e18726eb6
   Provider        : compatible-with-s3-v4
   ServiceHost     : s3.au-syd.cloud-object-storage.appdomain.cloud
   SslMode         : Disabled
   UrlStyle        : Path
   HttpPort        : 80
   HttpsPort       : 443

   コマンドが失敗すると、エラーとその詳細が表示されます。