Backup Exec 23 管理者ガイド

プライマリバックアップの場合、永久増分、完全統合、およびカスタム完全のテンプレートのみの重複排除ディスクストレージがサポートされます。重複したバックアップは、サポートされている任意のストレージを対象にできます。

Microsoft 365 の完全ジョブの統合を実行する場合は、重複排除用ディスクストレージで他のジョブが実行されていないことを確認します。

Exchange Online のリストアの場合は、宛先メールボックスがすでに作成されていることを確認します。

Exchange Online リストアの場合は、フォルダの名前、コメント、権限、保持設定のみがリストアされます。

OneDrive のリストアの場合、ユーザー OneDrive がすでに作成されていることを確認します。

OneDrive のリストアで、グループと共有するダイレクトアクセス権限の電子メール招待を受信するには、［組織外のユーザーにグループへのメール送信を許可する］設定を有効にして［保存］をクリックする必要があります。この設定を有効にするには、［グループの編集］、［概要］、［設定を編集］の順に移動します。

OneDrive の場合、ディレクトリ階層が深くなると、限られた数のアイテムのリストアしかサポートされなくなります。詳しくは、次のリンクを参照してください。

https://docs.microsoft.com/en-us/answers/questions/597035/​is-there-any-number-restriction-of-sub-folders-in.html

OneDrive ノートブックのリストアでは、root ディレクトリで Notebooks フォルダが利用できない場合は自動的に作成されます。

OneDrive の場合、アイテム保管ライブラリのバックアップはサポートされますが、ファイルシステム内にのみリストアできます。

OneDrive の場合、バックアップ実行時の最新バージョンのアイテムのみが、そのバックアップジョブの一部として保護されます。

SharePoint では、バックアップの完了後にリストアイテムの添付ファイルを削除または更新した場合、それらの添付ファイルはリストア操作の一部としてリストアされます。リストア操作では、バックアップデータに含まれない添付ファイルは削除または変更されません。

SharePoint の場合、TLE (最上位エンティティ) とサイト名は常に同じです。リストアの参照ビューにも同じ名前が表示されます。

承認待ちの状態でバックアップされたドキュメントは、リストア操作中に承認されます。

新しい SharePoint サイトの作成後に、Microsoft API でそのサイトを Backup Exec のバックアップに利用できるようにするまでに時間がかかる場合があります。

イベントをリストアするときは、リストア参照ビューから繰り返しイベントのすべてのレコードを選択していることを確認します。

削除済みの繰り返しでないイベントを複数回リストアすると、イベントの重複エントリが作成されます。

ファイルシステムのリストア時に、ファイル名またはフォルダ名で許可されていない文字がある場合は、各イベント用に作成されたフォルダ内でアンダースコア (_) に置き換えられます。

SharePoint Online はアイテムの最新バージョンのみをリストアし、ファイルシステムのリストアではすべてのバージョンがリストアされます。

リストまたは文書の場合、フィールドレベルの固有の制約、検証式、およびカスタムコンテンツタイプの必須の制約はリストア中に変更されません。制約と検証式がバックアップ後に変更された場合は、バックアップとの整合性を保つことをお勧めします。

［管理対象］サイト機能内の［サイトの操作］は、Backup Exec の上書き設定に関係なく常にリストアされます。

アップグレード後、一意の権限を持つすべての項目が再度バックアップされます。最初の増分のサイズは大きくなる場合があります。

設定または権限のリストアが失敗した場合、リストアジョブは失敗としてマークされません。ジョブは成功 (例外処理あり) としてマークされます。

項目の権限に変更がある場合は、項目全体が再度バックアップされます。

制限付きビュー役割のリストアは、エンティティレベルでサポートされます。ディザスタリカバリの場合、制限付きビュー役割はどのエンティティに対してもリストアされません。

バックアップに新しい名前のデフォルトのグループがある場合、ディザスタリカバリのシナリオでは、2 つのグループが表示されます。1 つは SharePoint サイトによって作成されるデフォルトのグループで、もう 1 つはバックアップから作成されます。

Microsoft Teams のバックアップは、Graph Export API を使用して実行されます。これらの API は従量制で、これらの API の各メッセージのダウンロードに関連してコストが発生します。関連するコストについて詳しくは、Microsoft のマニュアルを参照してください。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/teams-licenses - model=B

すべてのチャネル間でメッセージを取得する - model=B

Backup Exec では、Microsoft 社の推奨に基づいて model=B を使用します。

チャネルタブの次のアプリケーションを保護およびリストアできます: PowerPoint、Excel、SharePoint、PDF、Word、OneNote、Visio、Power BI、Planner、ドキュメントライブラリ、Web サイト、Polly、Whiteboard。各タブには、参照データが利用可能な場合にのみアプリケーションが表示されます。

会話に追加されたアプリケーションは、Teams で専用のチャネルタブが作成された場合は、バックアップとリストアでサポートされます。タブを作成せずに会話に直接追加されたアプリケーションは、バックアップとリストアではサポートされません。たとえば、PDF や Power BI などです。

リストア操作後、テナント構成中に作成された Azure AD アプリケーションの名前を含むメッセージが表示される場合があります。これは、リストア操作が特定のユーザーのコンテキストではなく、Azure AD アプリケーションのコンテキストで動作するためです。

バックアップ後に、より高い権限の役割が Teams ユーザーに割り当てられている場合 (所有者など)、リストア処理ではこの役割は元に戻されません。より高い権限の役割が保持されます。