Backup Exec 23 管理者ガイド

25 TB のボリュームを使用して Windows サーバーで 125 TB の重複排除用ストレージフォルダを構成する方法

1. Backup Exec サーバーのローカルストレージに重複排除用ストレージフォルダを設定します。
2. Backup Exec グローバル設定からロックダウン設定を無効にします。

   リストされている順序で手順を実行します。

   • ［Backup Exec］ボタンをクリックし、［構成と設定］、［Backup Exec の設定］の順に選択します。

   • 左ペインで、［ネットワークとセキュリティ］を選択します。

     ［ディスクストレージのロックダウン設定］はデフォルトで有効になっています。

   • ［無効化］をクリックして、設定を無効にします。

     メッセージが表示されたら、システムログオンアカウントのパスワードと設定を無効にする理由を入力します。

   メモ:

   ロックダウン設定により、Backup Exec ディスクストレージへのアクセスは、Backup Exec サービスなど、許可されたプロセスに限定されます。ディスクストレージへの書き込みを行えるのは Backup Exec のみです。ロックダウンは、次の手順でリストされているコマンドがストレージへの一時的な書き込みをできるようにするため無効になります。データ損失を防ぐには、設定が完了したらすぐにこの設定を有効にする必要があります。

3. 重複排除ストレージの下に、それぞれ 25 TB の data1、data2、data3、data 4、data5 というデータフォルダボリュームを作成します。

   Backup Exec NTFS ボリュームのみを使ってこのソリューションを認定します。次のコマンドを実行する前に、ディスクの管理を使用してボリュームを空のフォルダにマウントする必要があります。

   空のフォルダへのボリュームのマウントについて詳しくは、次のリンクを参照してください。

   https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/storage/disk-management/assign-a-mount-point-folder-path-to-a-drive

   次に示す順序で操作を実行します。

   • 次のコマンドを使用して、etc ディレクトリと nbapp-release ファイルを作成します。

     mkdir c:\etc

     echo Windows_BYO > "c:\\etc\\nbapp-release"

   • <Dedupe Storage DIR>\etc\puredisk\contentrouter.cfgの DCHeaderHashSize 設定を 2000000/number_of_volumes に更新します。

     たとえば、5 つのマウントポイントがある場合 DCHeaderHashSize を 400000 に設定します。

   • 次のコマンドを使用して、重複排除用の追加のデータパーティションを作成します。

     C:\Program Files\Veritas\Backup Exec>crcontrol.exe --dsaddpartition E:\BackupExecDeduplicationStorageFolder\data1

     残りのデータパーティションに対して前のコマンドを実行します。

4. すべてのコマンドが正常に完了したら、重複排除サービスなど、Backup Exec サービスを再起動します。

   追加のデータマウントポイントは、重複排除フォルダ内で利用できます。

5. Backup Exec グローバル設定からロックダウン設定を有効にします。