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Veritas InfoScale™ 8.0 DB2 データベース用ストレージと可用性管理 - AIX, Linux
Last Published:
2022-01-25
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: AIX,Linux
- 第 I 部 DB2 データベース用 SFHA (Storage Foundation High Availability) 管理ソリューション
- Storage Foundation for Databases の概要
- 第 II 部 Veritas InfoScale 製品を使用した DB2 の配備
- 第 III 部 Storage Foundation for Databases (SFDB) ツールの設定
- Storage Foundation for Databases リポジトリデータベースの設定および管理
- Storage Foundation for Databases (SFDB) リポジトリの設定
- Storage Foundation for Databases (SFDB) ツールの認証の設定
- Storage Foundation for Databases リポジトリデータベースの設定および管理
- 第 IV 部 DB2 データベースのパフォーマンスの向上
- データベースアクセラレータについて
- Quick I/O によるデータベースパフォーマンスの向上
- Veritas Concurrent I/O による DB2 データベースパフォーマンスの向上
- 第 V 部 PITC (Point-In-Time Copy) の使用
- PITC 方法の理解
- DB2 PITC に関する注意事項
- サードミラーブレークオフスナップショットの管理
- Storage Checkpoint の管理
- リカバリのための Database Storage Checkpoint
- SFHA 環境での NetBackup によるバックアップとリストア
- 第 VI 部 DB2 に対するストレージコストの最適化
- 第 VII 部 Storage Foundation for Databases 管理リファレンス
- Storage Foundation for Databases コマンドリファレンス
- Storage Foundation for Databases のチューニング
- SFDB ツールのトラブルシューティング
テーブルのスキャン
デフォルトモードの Quick I/O はすべての I/O をダイレクト I/O として実行します。
単一スレッドの順次スキャンの場合(意思決定支援システム(DSS)の作業負荷で一般的)には、バッファ処理された読み取りを使用するとパフォーマンスの向上をもたらすことができます。 ファイルシステムがこれらの順次読み取りを検出し先読みを実行するため、DB2 が要求する次の数ブロックがシステムバッファキャッシュですぐに利用できる状態になり、単に DB2 バッファプールにコピーされます。メモリからのアクセスはディスクからのアクセスよりも本質的に速いため、応答時間が大幅に短縮されます。
Quick I/O 使用時に大規模な順次スキャンを処理するには、2 つの方法を使用してパフォーマンスを向上させることができます。
DB2 PREFETCH 設定を変更して、要求される前にデータへの読み込みを強制します。
2 つ目の方法は、DB2 の順次スキャンのプロセスによって読み込まれるファイルに対して Cached Quick I/O を有効にするというものです。 Cached Quick I/O によりバッファ処理された読み取りが可能になり、この自動的なファイルシステムの先読みによってデータがプレロードされることで応答時間が短縮されます。Cached Quick I/O を使用する大きなメリットは、データベースレベルの変更が必要ないため、変更内容を有効にするためにデータベースを再起動する必要がないことです。