Veritas Access トラブルシューティングガイド
- 概要
- 一般的なトラブルシューティング手順
- Veritas Access の監視
- 一般的な回復手順
- Veritas Access の階層としてのクラウド機能のトラブルシューティング
- Veritas Access のインストールと設定に関する問題のトラブルシューティング
- LTR アップグレードのトラブルシューティング
- Veritas Access CIFS の問題のトラブルシューティング
- Veritas Access GUI 起動問題のトラブルシューティング
トラブルシューティングプロセスの一般的な手法
一般的なトラブルシューティングのヒントをいくつか実行して問題の範囲を絞り込んだら、以下の手法でさらに問題を切り分けます。
同一部品の交換
同一または類似の部品やサブシステムを備えるシステムにおいて、これらのサブシステム間でコンポーネントを交換して、交換先のコンポーネントに問題が移ったかどうかを確認することをお勧めします。たとえば、クラスタのノードで Veritas Access のネットワーク接続の問題が発生した場合、イーサネットインターフェースカードを交換して問題が交換先のノードに移ったかどうかを確認します。
類似コンポーネントの削除
システムが複数の類似コンポーネントや重複コンポーネントから成り、システム全体の機能を損なわずにこれらのコンポーネントを削除できる場合は、まずこれらのコンポーネントを 1 つずつ削除して、機能するかどうかを確認します。たとえば、クラスタでノードを 1 台ずつシャットダウンして、問題が解決するかどうかを確認します。
システムをセクションに分割する
複数のセクションやステージがあるシステムで、各ステージで出入力されている変数を慎重に調べて正しく機能していない変数があるステージを確認します。たとえば、レプリケーションジョブで問題が発生した場合は、以前にこのジョブが正常に実行されたかどうかを確認して、ジョブに失敗し始めた時間を判断します。
時間の経過 (または場所) に応じたシステムの動作を監視する
Support> services show all コマンドを使用して、サービスとその現在の状態のリストを表示します。
Support> traceroute コマンドや一連の Support> iostat コマンドなどでプロセスを設定して、一定期間システム活動を監視するか、またはネットワーク全体でシステム活動を監視します。この監視は、断続的な問題、プロセッサの活動の問題、ノード接続の問題などを追跡する場合に特に役立ちます。