Enterprise Vault™ 管理者ガイド

保持カテゴリの関連付け

1 つの Enterprise Vault サイトから別のサイトにアーカイブを移動する場合は、このページを使って元の保持カテゴリと移動先の保持カテゴリを関連付けることができます。

アーカイブの移動を実行すると、元の保持カテゴリごとに、名前と保持期間の設定に基づいて移動元と一致する保持カテゴリを移動先サイトで検出が試行されます。一致するカテゴリを検出した場合は、「移動先の保持カテゴリ」列に表示されます。 アーカイブ移動によって自動的に関連付けされた移動先の保持カテゴリを変更できます。

右の列のチェックアイコンは、アーカイブ移動が保持カテゴリを自動的に関連付けしたことを示します。 アーカイブ移動ウィザードを最初に実行する時、このアイコンは緑です。 アーカイブ移動では、ウィザードを実行するたびに行った選択が記憶され、次の実行時は記憶された選択がデフォルトになります。 アーカイブ移動ウィザードを再び実行するとき、関連付けされた保持カテゴリはグレーのチェックアイコンによって識別されます。

Exchange 管理フォルダの場合、アーカイブ移動は、移動元の関連付けられたすべての保持カテゴリを、1 つの移動先保持カテゴリにのみマッピングします。 移動先保持カテゴリは変更できますが、変更すると元のすべての保持カテゴリが、選択した 1 つの移動先カテゴリにマッピングされます。

元の保持カテゴリと一致する移動先が検出されなかった場合は、その保持カテゴリごとに移動先保持カテゴリを選択する必要があります。たとえば、Enterprise Vault 12.2 以降では、保持カテゴリに 5 年などの保持期間ではなく、2021年 12 月 31 日などの固定の有効期限を設定できます。以前のバージョンの Enterprise Vault では、固定の有効期限を設定した保持カテゴリはサポートされません。そのため、2 つのバージョンの Enterprise Vault 間でアーカイブを移動する場合、一方のバージョンではこの種類の保持カテゴリをサポートし、他方のバージョンではサポートしないことがあります。この場合、サポート外の保持カテゴリと他方のサポート対象の保持カテゴリをペアにする必要があります。

このページ上の元の保持カテゴリと移動先の保持カテゴリのペアについての詳細情報を表示することもできます。

移動先のサイトに適切な保持カテゴリが見つからない場合は、移動先サイトで管理コンソールを使って作成できます。 処理を終了したら、このページで［更新］をクリックして、新しい保持カテゴリを選択できるようにします。