Enterprise Vault™ ファイルシステムアーカイブ (FSA) の設定
- 本書について
- ファイルシステムアーカイブについて
- ファイルシステムアーカイブの設定手順
- ファイルシステムアーカイブへの Windows ファイルサーバーの追加
- ファイルシステムアーカイブへの NetApp Filer の追加
- ファイルシステムアーカイブへの NetApp C-Mode Vserver の追加
- ファイルシステムアーカイブへの Celerra/VNX デバイスの追加
- クラスタ化されたファイルサーバーでの FSA の設定
- FSA エージェントのインストール
- ボリュームとフォルダのポリシーの定義
- プレースホルダ削除時のアーカイブ済みファイルの削除の設定
- 対象ボリューム、対象フォルダ、アーカイブポイントの設定
- プレースホルダショートカットのパススルー呼び戻しの設定
- 保持フォルダの設定と管理
- FSA タスクの設定と実行
- ファイルシステムフィルタの設定
- ファイルサーバーの管理
- ファイルシステムアーカイブのための PowerShell cmdlet
- 付録 A. Windows ファイルサーバー上のボルトサービスアカウントに必要なアクセス権および権限
Windows ファイルサーバーのためのプレースホルダ呼び戻し率設定の変更
Windows ファイルサーバーのためのプレースホルダ呼び戻し率は、レジストリ値で制御します。 レジストリ値は、ファイルサーバーの次のレジストリキーの下にあります。
32 ビット版 Windows でのインストール: HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE \KVS \Enterprise Vault \FSA \PlaceholderService | 64 ビット版 Windows でのインストール: HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE \Wow6432Node \KVS \Enterprise Vault \FSA \PlaceholderService |
表: Windows ファイルサーバーのプレースホルダ再呼び出し率を制限するためのレジストリ値 は、Windows ファイルサーバーのプレースホルダ呼び戻しを制限するためのレジストリ値を説明します。
表: Windows ファイルサーバーのプレースホルダ再呼び出し率を制限するためのレジストリ値
レジストリ値 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
RecallLimitMaxRecalls | DWORD | RecallLimitTimeInterval で定義される期間内に許可されるプレースホルダ呼び戻しの最大数を定義します。 デフォルト値は 20 です。 たとえば、RecallLimitMaxRecalls が 20 に設定され、RecallLimitTimeInterval が 10 に設定されている場合、最大のプレースホルダ呼び戻し率は 10 秒間に 20 回になります。 |
RecallLimitTimeInterval | DWORD | 最大プレースホルダ呼び戻し率の期間を秒単位で指定します。 デフォルトは 10 です。 呼び戻し率の最大値に達した場合、Enterprise Vault は回数をリセットする前に RecallLimitTimeInterval と等しい間隔を強制的に追加します。 たとえば、最大呼び戻し率を 10 秒間に 20 回と設定した場合に、ユーザーが 8 秒間に 20 回の呼び戻しを行うと、Enterprise Vault はそのユーザーの回数をリセットするまで、それ以降の呼び戻しに対して 10 秒間のブロックを追加します。 |
BypassRecallLimitsForAdmins | DWORD | ファイルサーバーのローカル管理者グループのメンバーが最大プレースホルダ呼び戻し率に応じるかどうかを指定します。 デフォルトは値 0 で、呼び戻しの制限がローカル管理者にも適用されることを意味します。 管理者が呼び戻しの制限を無視するようにするには、値を 1 に変更します。 |
Windows ファイルサーバーのプレースホルダ呼び戻しのレジストリ値について詳しくは、『レジストリ値』ガイドを参照してください。
メモ:
同様の一組のレジストリ値により、Windows ファイルサーバーのパススルー呼び戻しの最大率を制御します。
Windows ファイルサーバー上のパススルー呼び戻しのレジストリ値を参照してください。
Windows ファイルサーバーのためのプレースホルダ呼び戻し率設定を変更するには
- ファイルサーバーで Windows レジストリエディタを起動します。
- プレースホルダ呼び戻しのレジストリ値を必要に応じて修正します。
- 変更を有効にするには、ファイルサーバーで Enterprise Vault プレースホルダサービスを再起動します。