Enterprise Vault™ ファイルシステムアーカイブ (FSA) の設定
- 本書について
- ファイルシステムアーカイブについて
- ファイルシステムアーカイブの設定手順
- ファイルシステムアーカイブへの Windows ファイルサーバーの追加
- ファイルシステムアーカイブへの NetApp Filer の追加
- ファイルシステムアーカイブへの NetApp C-Mode Vserver の追加
- ファイルシステムアーカイブへの Celerra/VNX デバイスの追加
- クラスタ化されたファイルサーバーでの FSA の設定
- FSA エージェントのインストール
- ボリュームとフォルダのポリシーの定義
- プレースホルダ削除時のアーカイブ済みファイルの削除の設定
- 対象ボリューム、対象フォルダ、アーカイブポイントの設定
- プレースホルダショートカットのパススルー呼び戻しの設定
- 保持フォルダの設定と管理
- FSA タスクの設定と実行
- ファイルシステムフィルタの設定
- ファイルサーバーの管理
- ファイルシステムアーカイブのための PowerShell cmdlet
- 付録 A. Windows ファイルサーバー上のボルトサービスアカウントに必要なアクセス権および権限
Data Mover の HTTP サーバーで SSL を使うように設定する
Celerra/VNX デバイスのプレースホルダショートカットを使用すると、必要に応じて Celerra/VNX Data Mover の HTTP サーバーで SSL (Secure Sockets Layer) を使用するように設定できます。
メモ:
Windows のローカルセキュリティポリシー内で、あるいはグループポリシーの一部として、次の Windows セキュリティ設定を有効にする場合、SSL を使う必要があります。
システム暗号化: 暗号化、ハッシュ、署名のための FIPS 準拠アルゴリズムを使う
Data Mover の HTTP サーバーで SSL を使うように設定する方法
- Celerra/VNX デバイスに SSL 証明書をインストールします。 詳しくは Celerra/VNX のマニュアルを参照してください。
- Celerra/VNX デバイスで次のコマンドを実行します。
server_http server_x -modify dhsm -ssl required
server_x は、Data Mover の名前です。
Celerra/VNX デバイスで、次のとおり適切なコマンドを実行します。
Enterprise Vault のサーバーコンピュータ上の Windows が FIPS 準拠のアルゴリズムを使うように設定されている場合は、基本の(テキスト形式)認証を使う必要があります。
server_http server_x -modify dhsm -authentication basic
それ以外の場合には、ダイジェスト認証を使う必要があります。
server_http server_x -modify dhsm -authentication digest
メモ:
必要に応じて、IgnoreSSLCertificateError のレジストリ値を使って SSL 証明書関連のエラーを回避できます。
『レジストリ値』マニュアルの「IgnoreSSLCertificateError」を参照してください。
- Enterprise Vault 管理コンソールで新規ファイルサーバーウィザードを実行し、アーカイブの対象として Celerra/VNX のデバイスを追加する場合には、設定オプション[Celerra デバイスが HTTPS で接続されています]を選択します。
Celerra/VNX デバイスが FSA の対象として設定済みの場合は、次の手順を実行します。
Enterprise Vault 管理コンソールで[ターゲット]の下の[ファイルサーバー]コンテナを展開し、対象ファイルサーバーを表示します。
Celerra/VNX のターゲットのファイルサーバーを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
[EMC Celerra]タブで、[Celerra デバイスが HTTPS で接続されています]を選択します。
[OK]をクリックして変更内容を保存し、[プロパティ]ダイアログボックスを閉じます。