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Enterprise Vault™ ファイルシステムアーカイブ (FSA) の設定
Last Published:
2018-03-28
Product(s):
Enterprise Vault (12.3)
- 本書について
- ファイルシステムアーカイブについて
- ファイルシステムアーカイブの設定手順
- ファイルシステムアーカイブへの Windows ファイルサーバーの追加
- ファイルシステムアーカイブへの NetApp Filer の追加
- ファイルシステムアーカイブへの NetApp C-Mode Vserver の追加
- ファイルシステムアーカイブへの Celerra/VNX デバイスの追加
- クラスタ化されたファイルサーバーでの FSA の設定
- FSA エージェントのインストール
- ボリュームとフォルダのポリシーの定義
- プレースホルダ削除時のアーカイブ済みファイルの削除の設定
- 対象ボリューム、対象フォルダ、アーカイブポイントの設定
- プレースホルダショートカットのパススルー呼び戻しの設定
- 保持フォルダの設定と管理
- FSA タスクの設定と実行
- ファイルシステムフィルタの設定
- ファイルサーバーの管理
- ファイルシステムアーカイブのための PowerShell cmdlet
- 付録 A. Windows ファイルサーバー上のボルトサービスアカウントに必要なアクセス権および権限
プレースホルダ呼び戻し率の設定の変更について
Windows および NetApp ファイルサーバーでは、ユーザーまたはプログラムがプレースホルダの呼び戻しを実行する場合の最大率を変更できます。 デフォルトの最大率は 10 秒間に 20 回の呼び戻しです。この制限により、ファイルシステムのオフライン属性を受け入れないアプリケーションが、ボリュームからアーカイブされたすべてのファイルを呼び戻すことから防ぐことができます。アプリケーションの試行が呼び戻し率の最大値を超えた場合、「アクセス拒否」の状態を受信します。 ユーザーに対する状態の表示は、アプリケーションによって異なります。必要な場合は、ファイルサーバーのローカル管理者グループのメンバーのために最大の呼び戻し率を無効にする設定も用意されています。
NetApp ファイルサーバーでは、Enterprise Vault が各ファイルサーバーへのプレースホルダ呼び戻しで使用するスレッドの数を変更することもできます。 この設定はファイルサーバーに対する同時呼び戻しの最大数を指定します。 デフォルトでは、Enterprise Vault は NetApp の各ファイルサーバーに対するプレースホルダ呼び戻しに 25 個までのスレッドを使用します。
プレースホルダの操作を実行するユーザーが「ファイルを呼び戻すことができない」ということを示すエラーメッセージを頻繁に受信する場合、これらの設定を調整することができます。
メモ:
最大の呼び戻し率を過度に高めないでください。そうすると、ファイルシステムのオフラインの属性の受け入れに失敗したアプリケーションが、呼び戻しでファイルサーバーの負荷を高めることがあります。