NetBackup™ Self Service 構成ガイド
REST API を使用した NetBackup マスターサーバーとの通信の有効化
NetBackup Self Service は、マスターサーバーとの一部の通信に NetBackup REST API を使用できます。NetBackup サーバーはバージョン 8.1.2 以降である必要があります。
REST API を使用した通信を有効にするには
- NetBackup Self Service に管理者としてログオンし、[バックアップサーバー (Backup Servers)]ページに移動します。適切なバックアップサーバーを選択します。
- [REST API 接続 (REST API Connection)]セクションの詳細を入力します。
バックグラウンドタスクがバックアップサーバーとの接続性を自動的に調査します。
- ジョブが完了したら、ステータスアイコンをクリックして接続性の概要画面を開きます。
- REST API が正常に接続されていることを確認します。
デフォルトでは、NetBackup Self Service は CLI へのアクセスに使用するのと同じクレデンシャルを使用して REST API にアクセスします。別のアカウントと RBAC セキュリティを使用する場合、少なくとも保護計画の表示、保護計画の管理、資産の表示、資産の管理、リカバリ/リストア、ジョブの表示が許可されたロールがアカウントに必要です。また、すべての資産とすべての保護計画にアクセスできるオブジェクトグループも必要です。
NetBackup REST API との通信は、HTTPS を経由します。HTTPS では、クライアントとサーバーの間に信頼関係が存在する必要があります。この場合、クライアントは、NetBackup Self Service Web サーバーまたはタスクエンジンサーバーで、サーバーは、NetBackup マスターサーバーです。信頼関係は、証明書を使用して確立されます。
証明書には、3 つのオプションがあります。
マスターサーバーは、信頼できる認証局から発行された証明書を使用します。
NetBackup Self Service Web サーバーには https 接続の信頼が確立されているため、追加の処理は必要ありません。
マスターサーバー証明書は、プライベート認証局から発行されるか、自己署名証明書かのいずれかです。Web サーバーとタスクエンジンサーバーの信頼できる証明書ストアに、認証局の証明書を手動でインストールする必要があります。詳しくは、「マスターサーバーから NetBackup Self Service Web サーバーまたはタスクエンジンサーバーに認証局の証明書をインストールするには」を参照してください。
証明書エラーを無視します。
NetBackup Self Service を管理者として開き、[バックアップサーバー (Backup Servers)]ページに移動します。
バックアップサーバーを選択します。[詳細設定の表示 (Show Advanced Settings)]をクリックします。REST API 接続のセクションで、[証明書エラーを無視する (Ignore Certificate Errors)]を確認して、変更を保存します。
この選択は、問題の原因の 1 つを排除するため、REST API を最初に設定するときに適しています。ただし、REST API の接続が機能するようになったら、信頼できる証明書のみを使用するようにします。信頼できる証明書が確立されたら、[証明書エラーを無視する (Ignore Certificate Errors)]オプションをオフにします。
マスターサーバーから NetBackup Self Service Web サーバーまたはタスクエンジンサーバーに認証局の証明書をインストールするには
- NetBackup Self Service で次のように行います。
[バックアップサーバー (Backup Servers)] ページで、バックアップサーバーを選択します。ステータスアイコンをクリックして、構成の概要画面を開きます。
[REST の接続ステータス (REST Connection Status)]セクションで、クリックして、使用するコンピュータにマスターサーバーの証明書をダウンロードします。
- Windows エクスプローラー上の該当する NetBackup Self Service サーバーで、次を実行します。
証明書を特定し、右クリックして開きます。
証明書を確認して、それが正しいことを確認します。
[証明書のインストール...]をクリックします。
格納場所を[ローカルコンピュータ]と選択します。
証明書ストア[信頼されたルート証明機関]を参照して、[OK]を選択します。
[次へ (Next)]を選択します。
[完了]を選択します。
- この処理はマスターサーバーの認証局の証明書を、NetBackup Self Service サーバーにインストールします。これで、サーバーは、マスターサーバーの証明書を信頼するようになりました。
- NetBackup Self Service に戻り、[バックアップサーバー (Backup Servers)]ページでバックアップサーバーを選択します。[証明書エラーを無視する (Ignore Certificate Errors)]オプションにチェックマークが付いていないことを確認します。
- 接続性チェックを実行します。引き続きバックアップサーバーに接続できることを確認します。