NetBackup™ Self Service 構成ガイド
Active Directory のインポート
Self Service と Active Directory を同期するとメンテナンスが簡単になります。 インポートはスケジュール設定したインポートタスクで管理します。このプロセスで処理の時間や頻度を指定できます。ユーザーセットに含まれていないユーザーは Self Service で無効になっているので、スケジュールはすべてのユーザーセットに反映されます。
各プロファイルの異なるソースで複数のインポートプロファイルを作成できます。各プロファイルの Self Service のアクセスプロファイル、コストセンター、ユーザーアカウントの状態を指定する必要があります。ユーザーは 0 個以上のユーザーグループに自動的に割り当てられます。ただし、ユーザーグループがすでに Self Service に存在する必要があります。Self Service のユーザー名は、[氏名 (Full Name)] (デフォルト) または [表示名 (Display Name)]から取得できます。言語は選択できます。選択しない場合はシステムベースの言語を使用します。インポートプロファイルはグループまたは組織単位で指定できます。子を含めるかどうかも指定できます。
インポートプロファイルはリストの最上部から処理されるので、必要条件に合わせて順序を変更できます。複数のプロファイルに同一のユーザーが存在する場合は、処理する最新のプロファイルの[インポートユーザーフィールド (Imported User Fields)]のみが適用されます。すべてのプロファイルのユーザーグループメンバーシップが更新されます。
[Active Directory のインポート (Active Directory Import)]内で指定するユーザーは、ドメインのルートレベルで[内容の一覧表示 (List Contents)]と[すべてのプロパティの読み込み (Read All Properties)]の権限が必要です。これらの権利は、すべての組織単位や組織グループを検索してすべてのユーザーをインポートできるようにするために必要です。
インポートするときにユーザー ID の先頭にドメイン名を追加するかどうかをシステム構成設定で制御できます。[管理 (Admin)]、[設定 (Settings)]、[システム構成 (System Configuration)]の順に選択すると、システム構成設定を参照できます。1 つ目のユーザーアカウントを作成する前に、設定値が適切であることを確認してください。これ以降は、変更を加えると新しいユーザーアカウントが作成されて既存のアカウントは無効になり、履歴要求へのアクセスに影響を与えます。SAM アカウント名を変更すると、新しい Self Service のユーザーアカウントが作成されます。
Active Directory で管理していないレコードにローカルで管理している Self Service ユーザーを作成できます。Active Directory の更新では、これらのユーザーは無視されます。
メモ:
Windows 認証を使用する場合は、初回インポート時に少なくとも 1 人のユーザーを Supervisor アクセスプロファイルに関連付けます。関連付けないと、管理領域に不正アクセスされます。
メモ:
この操作は、システムの初回実装時の設定でのみ実行します。この操作は、ユーザー管理方法に影響を与えるので、後でログオンプロトコルに変更を加える場合は適しません。