NetBackup™ Self Service 構成ガイド
UNIX NetBackup マスターサーバーとの通信の有効化
NetBackup Self Service では、UNIX NetBackup マスターサーバーとの通信に SSH (Secure Shell) が使用されます。SSH の構成は、このガイドの範囲外となります。ただし、NetBackup Self Service では、マスターサーバー上の SSH サーバーとの通信に資格情報が必要です。
デフォルトで、SSH ではポート 22 が使用されます。
別のポートを指定するには、サーバー名を server_name:port_number に設定します。たとえば、MyServer:23 です。
マスターサーバー上の SSH へのログオンに NetBackup Self Service で使用されるユーザーアカウントには、sudo 構成が必要です。
ユーザーアカウントでは requiretty を使用しないでください。
ユーサーアカウントでは sudo パスワードを要求しないでください。
sudo を使用する場合、ユーザーアカウントでは
/usr/openv/netbackup/bin
および/usr/openv/netbackup/bin/admincmd
のすべてのコマンドが実行される必要があります。
サポートされているユーザー認証モードは次のとおりです。
パスワード
NetBackup Self Service ではログオン時にユーザー名とパスワードが渡されます。
公開鍵
ユーザーの公開鍵は、マスターサーバー上のユーザーに対し
authorized_keys
に保存されます。ユーザーの秘密鍵は、OpenSSH 形式で NetBackup Self Service ポータルに保存されます。キーボードインタラクティブ
NetBackup Self Service では、ユーザーのパスワードがキーボードインタラクティブ ssh セッションに送信されます。パスワードは、構成可能なパスワードプロンプトに応えて送信されます。デフォルトのパスワードプロンプトは [Password:] です。
公開鍵認証に対し、NetBackup Self Service および NetBackup マスターサーバーを構成するには
PuTTYgen
などのキージェネレータを使用して、公開鍵と秘密鍵のペアを作成します。- 必要なマスターサーバーユーザーとしてマスターサーバーにログオンします
- 公開鍵をユーザーの
authorized_keys
ファイルにマスターサーバーのオペレーティングシステム形式で追加します。 - 秘密鍵をパスフレーズで暗号化された OpenSSH 形式に変換します
-----BEGIN RSA PRIVATE KEY----- Proc-Type: 4,ENCRYPTED DEK-Info: DES-EDE3-CBC,997295A8E365412F SIKdyjX4UoDm03kprqfkCGQYc/thmNIlWYztEomjyRaMyEYlh0ZIC9Kx7XnMNnSk ... MUxIcZW8d8fF3P4s+OLidxG03H6C/AsGLzJtpecjPQA= -----END RSA PRIVATE KEY-----
- NetBackup Self Service でバックアップサーバーを作成した場合:
認証のための[公開鍵]を選択します。
[ユーザーアカウント]に、マスターサーバーに接続するユーザーアカウントを入力します。
[OpenSSH 公開鍵 (OpenSSH Private Key)]に暗号化された OpenSSH 形式の秘密鍵を貼り付けます。
[パスワード]と[パスワードの確認]にパスフレーズを入力します。
最初のバックアップサーバーを作成した後の、接続のテストについての詳細を参照できます。
バックアップサーバーの構成を参照してください。