NetBackup™ Self Service 構成ガイド
NetBackup テンプレートポリシーの作成
NetBackup ポリシーの作成時には、多くのオプションを使用できます。『NetBackup 管理者ガイド Vol. I』には、バックアップポリシーの作成に関するすべての章が含まれています。バックアップポリシーの作成について詳しくは、そのマニュアルを参照してください。
Self Service テンプレートポリシーでは、NetBackup ポリシーオプションの一部のみ使用します。スケジュールされたポリシーの場合、Self Service に影響する項目は表: スケジュールされたポリシーと[今すぐバックアップ (Backup Now)]ポリシーに必要なポリシー情報で指定されている情報のみです。その他すべてのポリシーデータは、その他の NetBackup ポリシーを構成する場合と同様に構成する必要があります。表: スケジュールされたポリシーと[今すぐバックアップ (Backup Now)]ポリシーに必要なポリシー情報には、NetBackup ポリシーの作成画面の関連タブおよび Self Service テンプレートポリシーに必要な対応する情報が詳述されています。NetBackup ポリシーの作成方法について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
表: スケジュールされたポリシーと[今すぐバックアップ (Backup Now)]ポリシーに必要なポリシー情報
NetBackup ポリシータブ |
適用可能なテンプレートポリシー |
追加情報 |
---|---|---|
属性 |
[今すぐバックアップ (Backup Now)]およびスケジュールされたバックアップ |
|
スケジュール |
[今すぐバックアップ (Backup Now)]のみ |
|
クライアント |
[今すぐバックアップ (Backup Now)]およびスケジュールされたバックアップ |
|
テンプレートポリシーは、ソリューションに対して特に作成する必要があるマスターサーバー上の非アクティブなポリシーです。これらは、保護レベルを使用する場合、または[今すぐバックアップ (Backup Now)]機能を提供する場合のみ必要です。
マスターサーバー上でポリシーの作成を必要とするアクションをユーザーが実行する場合、関連するテンプレートがコピーされ、テナント固有のポリシーが作成されます。ポリシーは、ユーザーのアクションに応じて変更されます。
テンプレートポリシーは、バックアップサーバーとして構成されるすべてのマスターサーバー上で作成する必要があります。これらのポリシーの命名規則では大文字と小文字が区別され、すべて非アクティブにマークされる必要があります。
NetBackup のポリシータイプコード。たとえば、標準の場合は 0、Windows の場合は 13、VMware の場合は 40 となります。
NetBackup ポリシータイプの詳細を参照できます。
NetBackup ポリシー形式のリストを参照してください。
任意のタイプ 40 (VMware) テンプレートポリシーの場合:
vCloud Director テンプレートポリシーの場合、[クライアント (Client)]タブの[仮想マシンの選択 (Virtual Machine Selection)]で [vCloud Director 統合の有効化 (Enable vCloud Director integration)]を指定する必要があります。
NetBackup Self Service は、[今すぐバックアップ (Backup Now)]ポリシーに対してデフォルトの NetBackup 保持レベルが使用されるように最初から構成されています。これらを NetBackup で変更する、または異なる保持レベルをユーザーに提供する場合、変更は NetBackup Self Service ポータルで行う必要があります。[今すぐバックアップ (Backup Now)]保持レベルについての詳しい情報を参照できます。
[今すぐバックアップ (Backup Now)]フォームの構成を参照してください。
[今すぐバックアップ (Backup Now)]テンプレートポリシーの場合、[クライアント]タブの[VM 選択の問い合わせ結果の再利用]の値に関して考慮が必要になります。値をデフォルトの 8 時間のままにしておくと、過去 8 時間以内に作成された仮想マシンで実行される[今すぐバックアップ (Backup Now)]アクションが失敗する可能性があります。値をそれより少ない時間、または 0 時間に設定すると、操作は成功することがあります。ただし、この変更により全体のキャッシュが再構築されるため、接続している VMware システムのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。この値は、システムの予測される使用状況によっては、デフォルトの 8 時間から変更を必要とする場合があります。