Veritas NetBackup™ Appliance 容量計画とパフォーマンスチューニングガイド
- このマニュアルについて
- 第 I 部 容量計画
- 第 II 部 ベストプラクティス
- 第 III 部 パフォーマンスチューニング
- 第 IV 部 容量計画とパフォーマンスチューニングのクイックリファレンス
アプライアンスのパフォーマンスの監視について
このセクションは、NetBackup Appliance のパフォーマンスに影響する処理やパラメータを識別するのに役立ちます。 最適な設定でアプライアンスを使う方法を理解できるようにするためには、まずパフォーマンスに影響するさまざまな要因を理解することが重要です。 表: NetBackup appliance のパフォーマンスに影響する要因 に、アプライアンスが正しく構成されている場合にパフォーマンス向上に役立つ主要な要因を示します。
表: NetBackup appliance のパフォーマンスに影響する要因
要因の種類 | 要因 | 説明 |
|---|---|---|
設定されているロール | アプライアンスのパフォーマンスを検討するときは、次のロールを考慮する必要があります。
| アプライアンスのパフォーマンスは、設定されているロールに大きく左右されます。 たとえば、オールインワンのアプライアンスとして設定されているアプライアンスのパフォーマンスは、メディアサーバーまたはマスターサーバーのロールと異なります。 |
ネットワーク設定 | アプライアンスのパフォーマンスを検討するときは、次のネットワークパラメータを考慮する必要があります。
| アプライアンスが使われているネットワークアーキテクチャとアプライアンスに適用されるネットワーク設定は、バックアップ操作とリストア操作に影響します。 たとえば、SAN クライアントからのデータのバックアップを作成するためにファイバートランスポートメディアサーバーを実装すると、データのバックアップを最も速く作成する方法のうちの 1 つを使用できますが、アプライアンスに対してリソース消費が非常多い作業負荷がかかります。 |
ストレージ構成 | アプライアンスのパフォーマンスを検討するときは、次のストレージ構成を考慮する必要があります。
| バックアップを作成するデータの量とバックアップ速度は、選択するストレージの種類に大きく左右されます。これは、アプライアンスに対して行った対応するストレージ構成です。 |