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NetBackup™ クラウドオブジェクトストア管理者ガイド
Last Published:
2024-11-11
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (10.5)
- 概要
- クラウドオブジェクトストア資産の管理
- クラウドオブジェクトストア資産の保護
- クラウドオブジェクトストア資産のリカバリ
- トラブルシューティング
増分バックアップについて
NetBackup は、クラウドオブジェクトストアの作業負荷の増分バックアップをサポートしています。アクセラレータを有効にしなくても増分バックアップを使用できます。
クラウドオブジェクトストアの作業負荷の場合、オブジェクトまたは BLOB の変更時刻を変更しないメタデータプロパティがいくつかあります。たとえば、Azure Blob の Tags
です。これらのメタデータプロパティを変更しても、対応するオブジェクトは次回の増分バックアップで考慮されません。このため、増分バックアップ中にデータが失われたかのように見える場合があります。
Azure Data Lake と Azure Data Lake Government プロバイダの場合、ファイルまたはディレクトリの ACL を更新しても、ファイルまたはディレクトリの最終更新日時は変更されません。そのため、ACL のみを変更した場合は、ファイルとディレクトリは増分バックアップの対象になりません。
オブジェクトまたは BLOB の変更時刻を変更しないメタデータプロパティの詳細なリストについては、各クラウドプロバイダのマニュアルを参照してください。
増分バックアップの場合、オブジェクト名にパス形式の命名規則があると、パスごとに、エントリが NetBackup に追加されます。このパス形式の命名の最後のノードで表されるオブジェクトが、最後のバックアップ (使用される増分スケジュールに基づく、完全バックアップまたは最後の増分バックアップ) 以降に変更されていない場合、そのオブジェクトは次回の増分バックアップに含まれません。この動作が原因で、空のパスがカタログに表示され、リストアの参照ビューにも表示されます。