NetBackup™ クラウドオブジェクトストア管理者ガイド
- 概要
- クラウドオブジェクトストア資産の管理
- クラウドオブジェクトストア資産の保護
- クラウドオブジェクトストア資産のリカバリ
- トラブルシューティング
クラウドオブジェクトストアのオブジェクトをリカバリするための前提条件
リカバリを開始する前に、以下の条件が満たされていることを確認してください。
リカバリに使用する宛先バケットまたはコンテナについての情報を手元に用意します。
プライマリサーバーで、[クライアント接続のタイムアウト (Client connect timeout)]パラメータと[クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)]パラメータを 3,600 秒に設定していることを確認します。これらのパラメータは、[ホストプロパティ (Host properties)]で設定できます。
左側で[ホスト (Hosts)]をクリックし、その後[ホストプロパティ (Host properties)]をクリックします。
プライマリサーバーを選択し、[プライマリサーバーの編集 (Edit primary server)]をクリックします。
左側の[タイムアウト (Timeout)]をクリックし、パラメータ[クライアント接続のタイムアウト (Client connect timeout)]と[クライアントの読み込みタイムアウト (Client read timeout)]の値を 3,600 秒として入力します。[保存 (Save)]をクリックします。
詳しくは、『NetBackup Web UI 管理者ガイド』を参照してください。
リカバリするオブジェクトを選択します。選択したイメージからすべてのオブジェクトまたは BLOB を選択して、オブジェクトをリカバリできます。または、個々のオブジェクトを選択するか、一連のフォルダのすべてのオブジェクト、または一連の接頭辞に一致するすべてのオブジェクトを選択します。
バケット、コンテナ、およびオブジェクト/BLOB にアクセスするための、有効なクラウドオブジェクトストアアカウントが必要です。アカウントの作成時に、クラウドオブジェクトストアアカウントに関連する情報を NetBackup に追加できます。リストアに必要な権限は、バックアップに必要な権限とは異なります。必要な場合は、リカバリ用に別のクラウドオブジェクトストアアカウントを作成できます。
クラウドオブジェクトストアアカウントとアクセスホストを表示および選択する権限があることを確認します。ポリシーのリカバリホストを選択できるようにするには、[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブを使用します。
必要な場合は、クラウドオブジェクトストアアカウントの検証に使用されるリカバリホストとは異なるリカバリホストを使用できます。新しいリカバリホストで必要なポートが開かれていること、およびバックアップホストまたはスケールアウトサーバーからクラウドプロバイダエンドポイントへの REST API 呼び出しを使用した通信用に構成されていることを確認してください。
スループットを向上させるために複数のリストアジョブを並行して開始することを計画できます。リカバリするオブジェクトは、個々のオブジェクトで、またはフォルダや接頭辞を使用して選択できます。