NetBackup™ クラウドオブジェクトストア管理者ガイド
- 概要
- クラウドオブジェクトストア資産の管理
- クラウドオブジェクトストア資産の保護
- クラウドオブジェクトストア資産のリカバリ
- トラブルシューティング
NetBackup アクセラレータとクラウドオブジェクトストアの連携方法
NetBackup アクセラレータは、バックアップストリームとバックアップイメージを次のように作成します。
指定されたポリシー、バケット、問い合わせのトラックログがバックアップホストまたはスケールアウトサーバーに存在しない場合、NetBackup は完全バックアップを実行し、トラックログを作成します。このトラックログには、次回のバックアップでの比較用に、問い合わせ条件に従ってバックアップされたオブジェクトまたは BLOB のデータに関する情報が含まれています。
次回のバックアップで、NetBackup は、前回のバックアップ以降変更されたデータまたはメタデータを識別します。この識別のために、NetBackup はバケットの問い合わせ条件に従って、オブジェクトまたは BLOB ごとにトラックログの情報とクラウドオブジェクトストアの情報を比較します。
NetBackup バックアップホストまたはスケールアウトサーバーは、オブジェクトまたは BLOB で変更されたブロック、前回のバックアップ ID、変更されていないブロックのデータエクステント (ブロックオフセットとサイズ) のストリームをメディアサーバーに送信します。
メディアサーバーは、オブジェクトまたは BLOB で変更されたブロック、バックアップ ID、変更されていないブロックのデータエクステントを受信します。メディアサーバーは、バックアップ ID とオブジェクトまたは BLOB の記述子から、既存のバックアップにあるその他のオブジェクトまたは BLOB のデータの場所を特定します。
メディアサーバーはストレージサーバーに対し、変更されたブロックを書き込み、それらのブロックと、ローカルに保存されているこれまで変更されていないブロックを組み合わせて、新しい完全イメージを作成するよう指示を出します。