NetBackup™ クラウドオブジェクトストア管理者ガイド
- 概要
- クラウドオブジェクトストア資産の管理
- クラウドオブジェクトストア資産の保護
- クラウドオブジェクトストア資産のリカバリ
- トラブルシューティング
[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブの構成
[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブでは、クラウドリソースに接続して目的のバケット内のオブジェクトを保護するために使用するクラウドオブジェクトストアアカウントを選択できます。NetBackup では、ポリシーを使用して保護するバケット/コンテナ、およびオブジェクトを個別に選択できます。問い合わせを使用することで、保護する項目をインテリジェントにフィルタ処理したり選択したりできます。
NetBackup は、ポリシーごとに 1 つのバックアップホストまたはスケールアウトサーバーをサポートします。したがって、負荷を分散するには複数のポリシーを作成する必要があります。クエリーを使用すると、複数のバックアップホストまたはスケールアウトサーバー間でバックアップされるバケットまたはオブジェクトの負荷を二分割できます。
クラウドオブジェクトを構成するには:
- [クラウドオブジェクトストアアカウント (Cloud object store account)]と[ホスト (Host)]を選択します。アクセス権のあるアカウントとバックアップホストの一覧を表示できます。アカウントにスケールアウトサーバーを使用する場合、[ホスト (Host)]フィールドは無効になります。ポリシーの作成時にスケールアウトサーバーを変更することはできません。
- (オプション) [動的マルチストリームを許可する (Allow dynamic multi-streaming)]オプションを選択すると、NetBackup は、各バケットまたはコンテナの自動バックアップを並列実行の複数のストリームに分割できます。このオプションを使用すると、保護対象のバケットまたはコンテナのバックアップ時間を大幅に短縮できます。
この[バケット/コンテナあたりの最大ストリーム数 (Maximum number of streams per bucket/container)]フィールドで、1 から 64 までの数を指定します。デフォルト値は 8 です。
ポリシーに対して選択されたストレージユニットで許可される並列実行ジョブの最大数が、ポリシーに対して実行されているストリームの合計数より少ない場合、一部のストリームはキューに投入される場合があります。最適なパフォーマンスを得るために、選択したストレージで許可される[最大並列実行ジョブ数 (Maximum concurrent jobs)]プロパティを、ポリシーが処理すると予想されるストリームの合計数より大きく保ちます。ストレージの[最大並列実行ジョブ数 (Maximum concurrent jobs)]の最小値は 64 である必要があります。
メモ:
動的マルチストリームを有効にすると、選択したすべてのバケットとコンテナが完全にバックアップされます。選択したバケットまたはコンテナの問い合わせは定義できません。
- バケットまたはコンテナを追加するには、[バケット/コンテナ (Buckets/Containers)]テーブルの近くにある[追加 (Add)]をクリックします。[バケットまたはコンテナの追加 (Add bucket/containers)]ダイアログで、次のいずれかを実行してバケットまたはコンテナを追加します。
特定のコンテナを追加するには、[バケット/コンテナ名 (Bucket/Container name)]フィールドに名前を入力し、[追加 (Add)]をクリックします。
[バケット/コンテナ (Bucket/Containers)]テーブルからバケットまたはコンテナを 1 つ以上選択し、[追加 (Add)]をクリックします。テーブル上部の検索ボックスを使用して、リストをフィルタ処理できます。
クラウドオブジェクトストアアカウントのクレデンシャルにバケットを一覧表示する権限がない場合、バケットリストは空のままです。ただし、バケットは手動で追加できます。
[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブで、[バケット/コンテナ (Buckets/Containers)]テーブルの任意のバケット/コンテナ名の行にある[削除 (Remove)]をクリックして、ポリシーから削除します。検索ボックスにキーワードを入力して、テーブルをフィルタ処理します。
- 選択したバケットまたはコンテナに問い合わせを追加するには、[問い合わせ (Queries)]で[問い合わせの追加 (Add query)]をクリックします。
- 問い合わせの名前を入力し、問い合わせを使用してフィルタ処理するバケットを選択します。
- [オブジェクト/BLOB を選択 (Select objects/blobs)]テーブルで[選択されたバケット/コンテナ内にあるすべてのオブジェクト/BLOB を含める (Include all objects/blobs in the selected buckets/containers)]オプションを選択して 1 つ以上のバケット全体をバックアップします。
- [問い合わせなしのバケット (Buckets with no queries)]で、問い合わせを追加するバケットまたはコンテナを選択します。バケットですべての問い合わせを含めることが事前に選択されている場合、そのバケットはこのリストには表示されません。条件またはタグ条件を追加するには、[条件の追加 (Add condition)]または[タグ条件の追加 (Add Tag condition)]をクリックします。詳しくはそれぞれ、条件の追加 を参照してください。およびタグ条件の追加 を参照してください。を参照してください。