NetBackup™ クラウドオブジェクトストア管理者ガイド
- 概要
- クラウドオブジェクトストア資産の管理
- クラウドオブジェクトストア資産の保護
- クラウドオブジェクトストア資産のリカバリ
- トラブルシューティング
クラウドオブジェクトストアポリシーの前提条件
クラウドオブジェクトストアアカウントのポリシーの作成を開始する前に、次の前提条件を考慮してください。
バケットとオブジェクトにアクセスするための、有効なクラウドオブジェクトストアアカウント。
オブジェクトの選択で使用する、バケットと条件に関する有用な情報を[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブに保存してください。
クラウドオブジェクトストアアカウントと、ポリシーのためのバックアップホストまたはスケールアウトサーバーを指定するためのアクセスホストを表示および選択する権限が、[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブで設定されている必要があります。
環境内の NetBackup アクセラレータの要件を評価します。アクセラレータを使用する場合は、ポリシーの作成時にこれを指定する必要があります。
クラウドオブジェクトストアアカウントの検証に使用されるサーバーとは別に、バックアップホストまたはスケールアウトサーバーを使用する場合は、必要なポートが開かれ、構成が完了していることを確認します。これは、REST API 呼び出しを介してクラウドプロバイダのエンドポイントとのサーバー通信を有効にするために不可欠です。
クラウドオブジェクトストアに多数のバケットがある場合は、スケールアウトサーバーを使用できます。NetBackup Snapshot Manager は、実行時に必要な数だけデータムーバーコンテナをスケールアウトし、データ保護ジョブが完了したときに縮小できます。複数のバックアップホストを構成し、これらのバックアップホスト全体で負荷を分散するために複数のポリシーを作成することについて心配する必要はありません。
環境内の NetBackup の複数ストリームの要件を評価します。特定のバケットに対して、NetBackup はポリシーのバケットに定義されたクエリーごとに 1 つのストリームを作成します。複数ストリームを使用する場合、ポリシーの作成時にこれを指定できます。複数ストリームを使用するには、プライマリサーバーの[ホストプロパティ (Host properties)]の[クライアント属性 (Client attributes)]セクションで、バケットのジョブ数をクライアントとして構成する必要もあります。クライアント名を追加し、必要に応じて[最大データストリーム数 (Maximum data streams)]を設定します。