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Veritas InfoScale™ 7.4 DB2 データベース用ストレージと可用性管理 - AIX, Linux
Last Published:
2018-07-05
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.4)
Platform: AIX,Linux
- 第 I 部 DB2 データベース用 SFHA (Storage Foundation High Availability) 管理ソリューション
- Storage Foundation for Databases の概要
- 第 II 部 Veritas InfoScale 製品を使用した DB2 の配備
- 第 III 部 Storage Foundation for Databases(SFDB)ツールの設定
- Storage Foundation for Databases リポジトリデータベースの設定および管理
- Storage Foundation for Databases(SFDB)リポジトリの設定
- Storage Foundation for Databases(SFDB)ツールのアップグレードおよび移行
- Storage Foundation for Databases(SFDB)ツールの認証の設定
- Storage Foundation for Databases リポジトリデータベースの設定および管理
- 第 IV 部 DB2 データベースのパフォーマンスの向上
- データベースアクセラレータについて
- Quick I/O によるデータベースパフォーマンスの向上
- Veritas Concurrent I/O によるデータベースパフォーマンスの向上
- 第 V 部 PITC の使用
- PITC 方法の理解
- DB2 PITC に関する注意事項
- サードミラーブレークオフスナップショットの管理
- Storage Checkpoint の管理
- リカバリのための Database Storage Checkpoint
- SFHA 環境での Netbackup によるバックアップとリストア
- 第 VI 部 DB2 に対するストレージコストの最適化
- 第 VII 部 Storage Foundation for Databases 管理リファレンス
- Storage Foundation for Databases コマンドリファレンス
- Storage Foundation for Databases のチューニング
- SFDB ツールのトラブルシューティング
スパースファイルについて
スパースファイルをサポートすると、アプリケーションが格納した情報(i ノード内部)から、ゼロのみが保持されるデータブロックを特定できるようになります。これにより、ゼロ以外のデータが保持されるブロックのみをディスク上に割り当てることができます。
たとえば、10 KB のファイルでは、一般に、ディスク上のブロックに 10 KB すべてが展開されます。ここでたとえば、最初の 9 K を常にゼロにしたいとします。アプリケーションは、オフセット 9 KB の位置から 1 KB 分のデータを書き込むことができます。割り当てられるブロックは書き込まれた 1 KB 分のみですが、ファイルのサイズは 10 KB のままです。
今、このファイルはスパースファイルになっています。このファイルのオフセット 0 から 9 KB まではホールになります。アプリケーションがこの範囲にあるデータを読み込むと、ゼロの文字列が取得されます。
その後、アプリケーションが 1 KB のブロックをオフセット 4 KB から書き込もうとすると、ファイルシステムは別のブロックを割り当てます。
これにより、ファイルは次のようになります。
0 - 4 KB - ホール
4 - 5 KB - データブロック
5 - 9 KB - ホール
9 - 10 KB - データブロック
そのため、ゼロのみを含むブロックの数が十分に多ければ、1 TB のファイルシステムで最大 2 TB 分のファイルを格納できます。Quick I/O ファイルはスパースにできません。指定されたすべてのブロックが必ず割り当てられます。