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NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

Last Published: 2022-04-27

Product(s): NetBackup (10.0)

BasicDisk ディスクステージングストレージユニットにおける解放可能な領域の検索

解放可能な領域とは、ボリュームで追加の領域が必要になったときに NetBackup によって解放可能な、ディスクステージングストレージユニット上の領域のことです。領域は、有効期限の切れたイメージと、ボリュームで削除準備のできたイメージの合計サイズです。

BasicDisk ストレージユニットで解放可能な領域を検索するには、bpstulist コマンドおよび nbdevquery コマンドを次のように使用します。

ディスクプール名を検索するには、bpstulist -label を実行します。
ストレージユニットとディスクプールの名前は、大文字と小文字を区別します。BasicDisk ストレージユニットでのディスクプール名は、BasicDisk ストレージユニットの名前と同じです。次の例では、ストレージユニットの名前は NameBasic です。
```
bpstulist -label basic
NameBasic 0 server1 0 -1 -1 1 0 "C:\" 1 1 524288 *NULL* 0 1 0 98 80 0 NameBasic server1
```

nbdevquery コマンドを実行すると、解放可能な領域とともに、ディスクプールの状態が表示されます。

次のオプションを使用します。

-stype server_type	ストレージサーバー形式を指定するベンダー固有の文字列を指定します。BasicDisk ストレージユニットの場合は、BasicDisk と入力します。
-dp	ディスクプール名を指定します。ベーシックディスク形式の場合、ディスクプール名は、BasicDisk ストレージユニットの名前です。

このため、完全なコマンドは次のようになります。

nbdevquery -listdv -stype BasicDisk -dp NameBasic -D

値は、potential_free_space として示されます。

Disk Volume Dump
  name                : <Internal_16>
  id                  : <C:\>
  diskpool            : <NameBasic::server1::BasicDisk>
  disk_media_id       : <@aaaaf>
  total_capacity      : 0
  free_space          : 0
  potential_free_space: 0
  committed_space     : 0
  precommitted_space  : 0
  nbu_state           : 2
  sts_state           : 0
  flags               : 0x6
  num_read_mounts     : 0
  max_read_mounts     : 0
  num_write_mounts    : 1
  max_write_mounts    : 1
  system_tag          : <Generic disk volume>